新年おめでとうございます。
(松の内は一般的には1月7日だそうですが、10日や15日説もあるそうで…)
今年のマジックの始動は1月7日(土)市ヶ谷の私学会館(アルカディア市ヶ谷)で行われた東京アマチュア・マジシャンズ・クラブ(TAMC)の新年会でした。開宴は正午でしたが、手品グッズの入札が1時間前から始まるので、30分前に会場に到着すると、既に多くの方が来場済み。個人的に新年の挨拶を交わしている内に開宴となり、グッズの入札は本三冊のみ。お年玉の無い身としては正しい行為だったかも~。新会員の方6名も参加され、会場は例年以上にフレッシュな雰囲気でした。
宴は例年と同様の進行でしたが、会食の後、昨年3月に逝去された多湖輝先生を偲ぶ時間が20分設けられ、歴代の会長のスピーチ等がありました。また「多湖先生 想い出の展示品」のコーナーが設けられていて、各自が先生を偲べるよう配慮がされておりました。その後、入札品よりも価値があるマジックグッズについてはオークションが行われ、場を取り仕切るお二人の言葉巧みな掛け声に引き込まれて、数千円から数万円まで、気前良くお札が会計の元に吸い込まれておりました。
今回、入札やオークションの多くは多湖先生の遺品との事で、既に例会で配布をし、今後会で保管する道具もあり、如何に多湖先生が奇術道具を多く持たれていたかですね(但し謹呈品が多いものと推測)。先月例会にゲストで来会された小野坂東氏の「マジック道具の販売をしている身で云うのもの何ですが、皆マジック道具を欲しがり買うが、手にした後は見向きもしないのではないだろうか?それより良いマジックを観る方にお金を掛けるべきだ!」と云われていた言葉が脳裏に残っていて、首を縦にゆっくりフムウムと…。
※今回の新年会でゲットしたマジックグッズは、入札で手に入れた3冊のマジック関係の本と、精勤賞で頂戴した2015年発売のテンヨー製品1つでした。この内の写真の品川書店から昭和51年出版の青園謙三郎氏著『松旭斎天一の生涯』のみが得難い品。その他は何処に仕舞い込もうかと、断捨離世代の思案橋~!!