バンクーバー冬季オリンピックの競技が三日前の日曜日(2/14)に始まりましたが、マジック愛好家としては、このマジック発表会を見逃す訳にはいきません。今年も5年連続で横浜マジカルグループ
(YMG)主催の
『第47回 マジックフェスティバル』を観に、地元自治会の会合もそこそこに会場の横浜市磯子公会堂へと向かいました。
今回の入場チケットはカラー印刷になっていて、デザインも洒落ているなぁ~と思っていたら、開演し司会者の言葉を伺って、その理由が呑み込めました。今年の発表会にはショーの統一テーマとして
COLO
RSのタイトルが付けられていたのです。その主題に相応しく、カラフルでスピーディーでリズミカルなステージを存分に堪能させて貰いました。頭に刻まれた映像が鮮明な内に、全20演目の中から印象に残る演技について記しておく事にします。
■ 演出が素晴らしく~アマチュアマジックの至高に思えたイントロからの三演技・ミリオンカードを基に、赤のシルクが宙に舞う!堂々たるお姿~
植松さんの「赤のトライアル」
・先輩手品師の指示の下、赤輪とロープを5名の新人氏が演じた~
「ビキナースコース」
・雨男?の登場や、追懐の風景が織り込まれた雨傘~
若山さんの「ピチピチ、チャプチャプ」
■ 今回も清楚・可憐・妖艶を遺憾無く発揮/大西さん・丸山さん・三好さんの三演技ただ…三女史とも演じるマジックが多様だったためか、演技の後にはお姉さま方の
美しさしか残っていませんでした。チームショーの場合出し物の簡潔さも一顧下されては…と独り言。それでも、丸山さんの連花の色変り作品については確りと脳裡に収録されていました。
■ シンプルさが光った=鈴木さん3本輪・石崎さん紐切り・児島さん銀貨?の三演技先のお二人はYMG以外の場で拝見したことがあり、自分的には初観賞ではありませんでしたが、完成された燻し銀の演技は素晴らしく。また私~児島さんの駄洒落・駄弁マジックのファンなのです。今回はコインを使いお客を詰る・・・小気味好い突っ込みは健在でした。
※演技外の印象としては、粋な選曲とアクトで変る音楽は演技のイメージアップに寄与していましたし、司会のお二人~第1部の須藤さんの流暢な語りは心地良く、第2部の佐竹さんの朴訥な紹介も好感が持て、演者を盛り立てていました。今回も大変気持ちの良いステージを拝見出来たことに、片田舎の小家よりYMGの皆様へ感謝を申し上げます。