先週の木曜日(4/15)、東京のマジシャンズクラブに行く途中、北千住の紀伊國屋書店に立ち寄りました。雑誌、単行本、新書の各コーナーをチェックした後、小スペースのマジック書の棚に目をやったら
『MAGIC BOYS ~マジシャンたちの肖像~ 』と題する本が目に留まりました。
それを手に取り中を開くと、いきなり知人のSさんやMさんの凛々しいお顔が登場したので…興味を覺え、150ほどのページにパラパラと目を通しました。この本を簡潔に表現すると~
スイカかメロンの様な球形をした日本マジック界を、任意の箇所から包丁でスパッと切り、その断面に現れたプロ・クリエーター・研究家・社会人・学生・子供迄のマジシャン達を、有名無名を問わず、その姿を写し撮り、文を添えて一冊の本に纏めた~と言ったら良いでしょうか。
この本の写真は2005年6月から2007年10月に掛けて撮ったそうで、撮影時から凡そ4年が経過。その間にマジシャンとして飛躍された人もいれば、マジックの世界から脱け出してしまった人もいる事でしょう。実はこの本の52ページに母校の奇術部が掲載されています。撮影日は2006年4月22日、創部
(補;クラブ昇格)は3期生の頃…と書かれ、私がその3期生。
2006年は創部40周年の記念パーティーを開催した年でした。既に32回の発表会を開催していますが、発表会に出演されたプロマジシャンはお一人、観に来られたプロマジシャンもお一人、観賞後プロになられた方がお一人、このクラブ出身でプロマジシャンになった者は未だおりません。私はこの鎖国風マイナーさが何とも言われず好きなのであります。しかし、母校は先月閉校となり姿を消しました。今は後継の学校に奇術部は引き継がれています。
◆掲題の本は~
2010年4月22日初版. きんとうん出版発行. 税込価格1,890円.