「第52回テンヨーマジックフェスティバル」の工場見学レポート

9月19日(日曜日)、恒例の日本橋・三越劇場で開催された今年の「テンヨーフェスティバル」のタイトルは『FACTORY』。演技が終ると、ステージハンドと称する女性中心の4名の若いスタッフが暗転の中で舞台を整え、次のアクターへと“場”が引き繋がれる。紋切り型の進行とは趣が異なり新鮮でした。そして司会はファンの~ゆみさん。張りがあってハイトーンの優しい語り口を聴いているだけで幸せな気分になります。

さて、今回のテンヨー大会の総合評価は、大好物の目玉焼きは食せませんでしたが、バランスの取れたマジックショーだったと云えるでしょう。ただ一点~惜しむらくは、女性マジシャンの演技が観られなかった事です。プロマジシャン・学生マジシャン共に見応えのある女性マジシャンが一頃より枯渇している顕れなのでしょうか。それでは演技をされた10名(組)の中から、印象に残る演技をピックアップしてみたいと思います。

海外のプロマジシャンは…Tシャツのハ・ウォングン氏と4足歩行のルディ・コーピー氏
Tシャツのアイディアは面白かったけれど、演技がフラットだったような気がする。足のアクトは映像では観ていても実演は初めて。エンターティナー芸としてリピートに耐える一投足。
日本のプロは…スマートなFEEL組、奇マジメ紳士・藤本明義氏、お馴染ふじいあきら氏
トップバッターTAKUYAさんのオ―ソドックス・スタイルの演技は、観ている時は気持ち良かったのに、余韻が残らないのは何故だろう。藤本さんのステージは初めて観賞。体重を6キロ絞られての登場だったそうですが、この方は自重があった方がプロとしての魅力が出そうに思います。お若くは無い?のにチャレンジ精神が感じられますし、ラストのアフロヘアの一発芸には一番驚きました。ふじいさんは演技が見られて良かった~というところです。5,6年前は、昨夜買い物に行った地元のスーパーに営業で来られていたりしていたのですけどね。
学生マジシャンは…マスクの大江さん、四つ玉の鈴木さん、スケッチブックの久保さん
それぞれこの一年、テクニックやアイディアが抜群に秀でたお三方と云っても過言ではなく、各人の観賞は今回で4,3,2回目。このおうちでも称賛したことのある学生さん達です。3年前のテンヨー大会に出演した学生の優秀演者を観た時、秋連や春連では見応えのあったウォンドやシルクの演技も、テンヨーのステージではくすんでしまうのを見ています。今回の3人もその傾向が全く無かったとは云えませんが、プロマジシャンに伍して同じステージ上に立ち、ショーを盛り上げていたことは確かであり、立派な演技であったと思います。

此処で3人の目に触れる事を意識しつつ、バーを越えた演技故、敢えて注文を一つ。
マスク;手持ちプロダクションは割愛した方が良いのでは?面は顔に付けて価値あり。
四つ玉;ロール/フラリッシュは少なくすべきでは?高度な技の魅力をより出すために。
スケッチブック;“色”を取入れると演技が引立つのでは?音を抑えたのは好感。

i-PadのサラリーマジシャンU氏は仲間内だし、2度登場したS嬢のジャグリングは門外漢、よってコメントは差し控えることにします。悪しからズ~。

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by ishiken55 | 2010-09-22 12:37 | マジック ニュース | Trackback | Comments(0)
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