52円50銭のトランプ

今年の前半に半分のカードを用いた作品に少々嵌り込んだ関係から、ダイソーのジャンボカードをハサミで寸分もずれずに1/2にカットするテクニックが身に付いてしまいました。振り返ってみると~地元茨城のクラブのレクチャー用、東京のクラブのクロースアップ発表会関連、個人的な研究用~等々を併せると、6デック三百枚以上をせっせと切り込んだのですから、上達しない訳がありません。これだけ切って原価はバイスクル1個と全く同じだというのが、これまた驚きです。折角テクニックを身につけたので、半分にカットするポイントを伝授いたしましょう。ずれ幅は0.5ミリ以下、1枚の所要時間は5秒以内が目標です。
①ハサミは一断ちでカット可能な大形品、場に映える様柄の色は派手目な一丁を選択。
②最初の切込みが重要。裏側に当てた薬指でハサミの歯をガイドしつつ狙いを定める。
③カードの裏模様の中央を目で追い、中心迄の仮想線を刃が通るように切り進む。
④中央で一旦歯を広げ、迅速に切り続け最後の箇所が曲り易いので丁寧に切落す。

一組全てを半カードに切ることで、ポーカーサイズと同じ大きさのペア・デックとなります。この“52円50銭”のトランプ二つで、自分と同世代の女性を相手に「相思相愛のカード」を演じると、しっぽりとした雰囲気になること請け合いです。騙されたと思ってお試しあれ!アレ?
なお、「相思相愛のカード」…とは『デックを客と演者が持ち、シャフルをしてから交換する。カットをした箇所のカードを双方が憶えて中に入れ込み、再度デックを交換して憶えたカードを抜き出すと、2枚が一致する』“Do as I do”と呼ばれている作品の一つです。J.Hugard 監修「Encyclopedia of Card Tricks」のチャプター3に多数の作品が掲載されています。

ダイソーのジャンボカードは使い道が色々あって、アマチュアマジシャンは重宝している事と推測します。ただ定常的に販売されていないのが困りものです。先日訪れたダイソー店では予想通りこのカードが無く、代わりに間欠的に見かける二組セットのトランプを購入してみました。これも一つ“52円50銭”のトランプです。カードマジックを演じるには些か紙質が頼りないものの、プラスティック製ではないのが好感です。幼少時に物の劣化を肌で感じることは大切なこと。こう云う廉価な紙トランプは子供さんに買って欲しいとその時思った次第です。

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by ishiken55 | 2010-10-06 11:11 | マジック グッズ | Trackback | Comments(0)
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