一昨日(10/10)は、千葉県市川市・市川メディアパーク内にある
「グリーンスタジオ」で開催された題記のマジックショーを観に行きました。
「いやいや、茨城の田舎住まいの人が、よくそんな遠い他県のショーを観に行くねぇ…」と云われてしまいそうです。確かに同じ千葉県のクラブでも柏や松戸は近いですし、開催されるショーでは常連のマジック愛好者の方々の姿が会場内で多く見られます。それに引き替えこのショーの観客は概ね近在の方々。それでも会場キャパの八割方~二百名以上の観客が訪れて中々の盛況でした。今年で創立25年を迎え、初めて一般客を対象にしたクラブ単独のマジックショーを開催されたそうです。
この『ウエスタン・マジッククラブ市川』とお隣の『行徳マジッククラブ』は、私がTAMCに入会する切っ掛けを与えてくださった故・持永恒美氏(元TAMC会長)が興されたクラブで、両クラブの会長さんへ今月末に開催の発表会チケットをお渡しする目的もありました。ショーは30名ほどの会員さんの内、17名が第1部と第2部に分かれて出演。趣味としてのマジックを存分に楽しまれている姿を~此方も愉しく拝見させていただきました。テクニック的な事はさておき、印象に残った演技を三つピックアップしますと・・・
■ 宮野入さん(女性)のロープ&シルク; 「風に吹かれて」ロープ・シルク・花~を使われた演者さんが多かった中、シンプルな現象の作品を選ばれて、且つ良く練習されているのが感じ取れ、観ていて気持ちの良いマジック演技でした。
■ 井田さん(男性)のトーク系アラカルト; 「サンデー・テレビショッピング」メンバーの中では若くて、男前で、お喋りもお上手。多分このクラブのアイドルなのかも?星条旗風の タオルを用いたストーリーのある手順はご自分で考えられたと思われ、一押しの演技。意味不明のアクトや重複動作を修正すれば更に良くなるように感じました。
■ 櫻井さん(女性)の“米と水”; 「豊年万作」久し振りに名作「米と水」を拝見しました。折角袴姿で登場されたので、演出面でプラス1のひと工夫をされたら良かったかと思います。なお、日本の古典奇術「米と水」は1956年力書房刊・坂本たねよし氏と柳沢よしたね氏の共著『奇術特選20題』に掲載されています。
第3部はゲストのマスクマンと松旭斎すみえさんが登場。黄色い衣装がとてもお似合いのすみえ師匠、軽妙なトークを聴いているだけでいつもながら幸せな気分にさせてくれます。帰り際に「〇〇〇〇のいしけんです」とご挨拶。すみえさんはこのクラブの顧問との事。