「TAMC 50年のあゆみ」を読んで

先月マジッククラブの先輩から『TAMC 50年のあゆみ』をいただいた。この書籍は1982年にクラブ発足50年を記念して、会が発足してからの“あゆみ”を中心に書かれており、最終章には50年後のマジックの“あゆみ”についても触れられている。考えてみれば、この本が纏められてから、既に30年が経過しているので、そのときの50年後は20年先に近づいている。ある会員の方が50年後に演じたいマジックを問われて、「新聞紙の復活」と答えると、別の方が「そのときは新聞紙が無くなっているかもしれないよ~」との横槍が入ったりしている。さて、今から20年後に新聞紙は無くなっているだろうか?…とちょっと真面目に考えてみた。

また、この本の巻末にはクラブ発足前の昭和5年(1930年)から昭和57年(1982年)までのクラブ内と奇術界及び社会の出来事について、30ページにおよぶ「年表」が附されている。そこには正に日本のマジック会黎明期の歴史といってもよい記事が書かれているが、その内容については今更ここで述べる必要はないと思う。その中で面白い項目が一つ目についた。それは・・・『昭和55年(1980年)5月1日~例会の記録を芦ヶ原伸之紹介の学生某に依頼したが、1度で断られた』という文面である。30年前はネットは元よりワードもエクセルもなく、パソコンも現在のように簡便なモノではなかったのだと思う。ただ、紙文化をこよなく愛する身としては、この書籍を夜半に通読し、紙文章の良さを実感した次第ナリ。

c0049409_1052324.jpg
[PR]
by ishiken55 | 2011-06-19 10:07 | マジック エッセイ | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://ishiken55.exblog.jp/tb/16489148
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< 辰年の年初に想うこと 今年も縁あって慶応大学KMSの... >>