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もう一軒の『小さいおうち』

三年ほど前に直木賞を受賞した折に単行本として出版され、話題になった中島京子さん『小さいおうち』が最近文庫本になったので、数日前に購入し瞬く間に読み終えました。哀愁漂う~なかなか面白い小説です。エンターテインメント作品につき、ストーリーについては読者の楽しみを削いでしまってはいけませんので省略しますが、大東亜戦争前の昭和初期から始まる話で、男女の物語として時代的にお好きな方にはお奨めです。

この『小さいおうち』が出版された当時、『ちいさいマジックのおうち』と題名が類似しているので、中島京子さんの小説と間違えて、当家を訪問される方が結構多くいたようでした。どちらもバージニア・リー・バートンの『The little House』(岩波の翻訳本;ちいさいおうち)がモチーフになっていますので、兄弟(姉妹)の家と言ってもよいでしょうか。

文庫本の帯に山田洋次監督により映画化されることが書かれています。キャストは未だ決まっていないようです。自分なりにキャスティングを考えてみたのですが、この二年あまり映画やテレビドラマを全く観ていないので、俳優さんの名前が思い浮かびません。時子奥様は・・竹内結子さん、タキちゃんは・・?、時子さんの旦那は・・二十年前のいしけん??。
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by ishiken55 | 2013-02-17 16:30 | 文芸 エッセイ | Trackback | Comments(3)
Commented by 菊池 孝人 at 2013-02-21 05:53 x
良き本のご紹介有難うございました。早速「あまぞん屋中古部」に注文致しました。昨年末にようやく仕事から解放されて毎日ぼんやりしている相方に読ませるつもり。相方は、この間山田監督作品「東京家族」
http://www.tokyo-kazoku.jp/  を観にいって感激して帰ってきましたので「ごますり」になるかと(邪道的利用法)。私は「竹内結子」とくれば「ストロベリーナイト」(ドラマシリーズ版、映画版)に夢中です。救い様の無いヒロインを好演。と、相変わらず爺は、ミーハーなのです。
Commented by ishiken55 at 2013-02-23 09:17
菊池様、秘めた恋愛がストーリーのメインですので奥様にはお奨め本と思います?。最近脳内が硬化しているのを感じる自分、人生の先輩である孝人さんの頭の柔軟さを見習わねばと・・・。
Commented by ishiken55 at 2013-03-14 15:42
先程ネットで調べてみましたら、山田洋次監督による「小さいおうち」の映画キャスティングは、時子奥様は松たか子さん、タキちゃんは黒木華さん(昭和)と賠償千恵子さん(平成)、そして時子さんの旦那様は片岡孝太郎さんに決まったそうです。5月クランクイン、10月完成予定だとか~。
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