三年ほど前に直木賞を受賞した折に単行本として出版され、話題になった
中島京子さん作
『小さいおうち』が最近文庫本になったので、数日前に購入し瞬く間に読み終えました。哀愁漂う~なかなか面白い小説です。エンターテインメント作品につき、ストーリーについては読者の楽しみを削いでしまってはいけませんので省略しますが、大東亜戦争前の昭和初期から始まる話で、男女の物語として時代的にお好きな方にはお奨めです。
この『小さいおうち』が出版された当時、『ちいさいマジックのおうち』と題名が類似しているので、中島京子さんの小説と間違えて、当家を訪問される方が結構多くいたようでした。どちらもバージニア・リー・バートンの
『The little House』(岩波の翻訳本;
ちいさいおうち)がモチーフになっていますので、兄弟(姉妹)の家と言ってもよいでしょうか。
文庫本の帯に
山田洋次監督により映画化されることが書かれています。キャストは未だ決まっていないようです。自分なりにキャスティングを考えてみたのですが、この二年あまり映画やテレビドラマを全く観ていないので、俳優さんの名前が思い浮かびません。時子奥様は・・
竹内結子さん、タキちゃんは・・?、時子さんの旦那は・・二十年前の
いしけん??。