私も「タバコ・マジック」を始めた初期は、タバコホルダー、ギミック、引きネタなどの道具を使用していました。しかし社会人になってからは“4月6日の記事”でお話しましたように、どのようなステージでも“頑固に”本物のタバコ以外の道具は使用しないようになりました。見た目は意志薄弱に見えるのですが、一度決めたことには拘るタイプなんです。今回は、前回の続編として、2本のタバコの“増やし方”のアイディアについてお話します。
<“いしけん”の2本のタバコの増やし方>
◆左手は上着の左ポケットに戻したタバコを、人差指でフィンガーパームすると共に、ポケットに予め入れておいた1本のタバコを薬指でフィンガーパームします。
◆2本のタバコをフィンガーパームした左手を、ポケットから出します。なお、右手はフィンガーピンチの状態から出現させたタバコを持っています。
◆右手のタバコを左手に渡す動作のもと、左手にフィンガーパームした2本のタバコを右手にシフトします。この箇所がキー・テクニックですので、写真を参考にポイントを掴んでください。(シフト前の写真なので解りにくいかも知れなせんが)
◆右手の人差指と中指でフィンガーピンチしたタバコを親指で起こし出現させます。
◆出現させたタバコを口にくわえてから、右手の中指と薬指でフィンガーピンチしているタバコを、親指で起こし出現させます。これで左手のタバコと合わせて3本のタバコが観客に示されることになります。