先月、所属クラブの例会でトランプ手品を演じる機会があり、直前にタリホーのサークルバックの封を切りました。その時、中のカードを取り出して“目が点”に!~バックの印刷が明らかにズレてるのです。物差しで測ると白い縁が5.5ミリと3.5ミリで1ミリ寄っていました。何処で購入したのか覚えていませんが、定価のシールが貼られていたので、廉価品を購入したのではないことは確かです。周囲のカット面もザラザラしていてファローシャフルがスムーズに出来ません。USプレーイング社の同じ銘柄でも、製造場所により品質が異なるというのは、世間で云われて来ていますし、自分も度々経験して来たことですが。
今月、所属クラブのSさんから、米国へ行った折に購入されたバイスクルのスタンダードデックを1ダース頂戴しました。数年前までRider Backと称していたカードは、現在Standardと表示されていますが、中身は従来のライダーバックと同じようです。赤バックと青バックがそれぞれ6個入っていたので、取り敢えず赤バックの封を切ってカードを触ってみました。紙にコシがあり、表面の滑りは抜群で、周囲のカット面はシャープ。ファンアクトやファローシャフルがスムーズに行え、近年手にしたバイスクルには無い感触でした。アメリカで生産・販売しているカードは日本で売られているモノとは品質が異なるようです。
そのトランプを触っていて、他のトランプより重いように感じたので、郵便物を計るために購入したデジタル式のハカリでトランプの重さを計測してみました。条件を合わせるため、ジョーカーは1枚とし53枚のカードに統一。その結果は・・・
・バイスクルのレギュラーバック 赤;
94 g (S氏から頂戴したカード)
・バイスクルのライダーバック 青 ;
89 g (国内で購入したカード)
・タリホーのサークルバック 赤 ;
88 g (先月封を切ったカード)
重さは品質の一部にすぎませんので、計測値から明言出来る事は何もありません。
ただ、トヨタ車が日本と米・中で生産したモノで品質に差があればオオゴトです。
トランプ手品愛好者にとって~たかがトランプ?されどトランプ!~なのでして。