感銘を受けた2つのMAGIC小冊子

年末の『秋連』会場で濱谷堅蔵氏と中村安夫氏から小冊子を頂いたことを書きました。濱谷氏からは武蔵工大マジックサークル時代に書留めた「奇術雑感ノート」の復刊版、中村氏からは千葉大マジックサークルの上村恵洋氏が現役時に書かかれた「Stage Magic」の復刻版で、共に千葉大学マジックサークル(CMC)の創立50周年を記念し上梓されたそうです。尚この二つのサークルは昭和41年に朝日生命ホールで『夢へのいざない』と題し合同公演を開催、私も観客の一人でした。

2つの小冊子を入手した翌日にざっと目を通したものの、未読ラックに置いたまま・・年末は師走の慌ただしさに追われ、松の内は落ち着いて読む心境に至らず・・正月気分が抜けた数日前からじっくりと読ませて頂きました。そこには凡そ半世紀前の筆者が二十歳の頃に書かれた文面とは思えない~奇術に対する分析、志向、情熱など、奥深い考察が織り込まれていて感銘を受けました。

[濱谷氏の冊子] ;演出を主題に展開され、奇術のストーリー性を模索していたことを知る。当時は既に長い経歴を持たれ、多くのプロマジシャンや奇術愛好家の方と交わられていた学生界のスーパースターであった濱谷さんならではのハイレベルの苦闘も感じ取れた。

[上村氏の冊子] ;当時奇術の経歴は数年の上村さんが、奇術を舞台芸術の域に高めるべくサークルのために書かれたステージマジック論は情熱の塊と言えよう。特に「Routine」の項は現在の自分が読んでも共感を覚え、“余韻”についての考えは大いに参考になった。

「Stage Magic」の復刻版を企画された千葉大OBの中村氏は、この冊子を関東大学奇術連盟に所属の各サークルに配布すべく現役の後輩に託されたそうです。半世紀前に同年代の人が書いた紙片は、現代の若者への良きサゼッションとして芽吹くことでしょう。
c0049409_11154498.jpg

[PR]
by ishiken55 | 2015-01-15 11:21 | マジック ニュース | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://ishiken55.exblog.jp/tb/23336700
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
<< 「阿部徳蔵」の姿を探す旅へ 新年(2015年)のご挨拶 >>