摂政宮(後の昭和天皇)への阿部徳蔵氏奇術披露プログラム

今年の3月に『昭和天皇実録』の最初の配本があり、現在その第一と第二が多くの書店に平積みされています。出版社は東京書籍、定価は「1,980円+税」で、箱入りのハードカバー本としては格安です。配本は3月と9月に各2冊ずつ、全19冊は2019年に完結するそうです。とは云っても、自分は書店で立ち読みをしただけで、購入はしておりません。

私が所属する東京のマジッククラブ(TAMC)には、この『昭和天皇実録』の中心的編纂者である梶田明宏氏がおります。梶田さんは、東大の大学院に所属されていた時に昭和天皇が崩御され、その直後に宮内庁から『昭和天皇実録』の編纂者として請われて入庁。その後は書陵部にて一貫して『昭和天皇実録』の編纂をされて来られたそうです。

その梶田さんが、一昨日のクラブ例会(6/4)で、大変貴重な情報を私達に齎してくれました。この情報は、今年クラブ内の研究委員会の調査テーマとしている~「第2代会長を務めた阿部徳蔵氏の業績研究」に取って、新しい情報として多いに役立ちます。また、日本の奇術史研究者に取っても、重要な発掘資料になるのではないかと思っています。

阿部徳蔵氏は生涯で3回昭和天皇に奇術をお見せしたことは知られています。しかし3回目以外は何を演じたのかは分かっておりません。話が長くなりましたが・・
昭和天皇が摂政宮であった時の2回目の披露の時のことです。
[大正13年4月29日東宮仮御所(赤坂離宮)における阿部徳蔵の演技プログラム] が宮内庁文書館所蔵『式典録』に残されていたそうです。
第一部12演目 / 第二部7演目~合計2時間程の演技と推測されます。

梶田明宏氏のご許可を得ましたので、ここにプログラムの内容を掲載させて頂きます。このプログラムをご利用される折は、出典元が梶田明宏氏であることをご明示ください。

c0049409_18242554.jpg第一部
 1.ハンカチーフの行方
 2.カメレオン・ハンカチーフ
 3.紅と紫のハンカチーフ
 4.5枚のハンカチーフ
 5.シンブルの法
 6.ビリヤード・ボール
 7.銀貨の不思議
 8.レモンとカード
 9.風呂敷と玉子
10.帽子と賽
11.ステッキの飛行
12.筒抜け

第二部
 1.懐中の火焔
 2.インキと金魚
 3.カード6種
 4.宿泊するカード
 5.ストップ。カード
 6.愛のカード
 7.最後のカード
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by ishiken55 | 2015-06-06 18:35 | マジック ニュース | Trackback | Comments(0)
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