火を使わない「真田紐の焼継ぎ」にチャレンジ

昨秋マジッククラブの例会時に、会員のMさんから坂本芳彦氏の遺品の「真田紐」を譲って頂いた。坂本芳彦氏は私のクラブ入会時に幹事長を務められていて紹介者にもなって貰い、その後も色々と目を掛けて下さった方だったが、今から5,6年前に私が1年以上もクラブを休んでいた間に逝去され、葬儀にも参列出来なかった。そんなことから、Mさんの道具提供の話を聴き、芳彦さんが所有されていた道具を使って発表会で演じ、お礼とご供養をしようと咄嗟に考え、手を挙げてその品をゲットした次第。

真田紐を使った手品は、その昔定期購読をしていた季刊雑誌『奇術研究47号(昭和42年12月刊)』に高木重朗氏による「真田紐の焼継ぎ」が解説されていたのが最初の出逢いであった。ただ、その時は紙面であり、作品の印象はそれ程強くは無かったように思う。実際の演技を生で観たのはその翌年で、プロデビューして間もない新進気鋭の奇術師・北海マキさんであった。チャイナドレスの女性後見を伴い、中華蒸籠・チャイニーズステッキ・真田紐を組み合せた演技はスピーディーで、見事であった。

それから50年が経ち…今回真田紐にチャレンジするに当たり、『奇術研究47号』を再読。最初の「真田紐の両端を縫い合わせて輪にします。」の一句からして、「そんな事出来ないよ!」とお手上げ状態。他に解説書は無いものかとネットで検索したら、麦谷眞里氏の著書『クラシックマジック入門事典』に真田紐の解説が掲載されていることが判明。しかし手持ちにその本が無く、5年前に撮った市立図書館の手品コーナーの写真をチェックするも該当の本はそこに無く、ダメ元で図書館へ直行する事に~。

図書館に到着し、即手品コーナーをチェックすると、『クラシックマジック入門事典』が保管されていて、思わずニッコリ。当市の図書館は、自分に取っては“第三のマジック書庫”との思いを再確認し、したり顔で真田紐の解説を読み下す。いやいや…この本は“入門”が付されているが、この本の解説文で未知のマジックを習得するのは困難。対象作品をある程度経験を持った人が、学習するには良い本と位置付けられると判断。故に私のような未経験者には、タネの作り方からして、詳細を知る事叶わず!

<追伸>
冊子『高木重朗氏の業績研究』の編集者を務めたことから、今まで交流が無かったマジック研究家の方からもメールや手紙を頂戴する機会が増えました。麦谷眞里氏はプロフィールによると高木重朗氏との深い関わりを持たれた方のようですので、今後何処で交流する機会があるか分かりません。矢鱈な言動は慎まなければならないと~品行方正の好青年ならぬ好老年(?)に徹しております。そんな訳で、火を使わない「真田紐の焼継ぎ」は、悪戦苦闘の日々が続いています。
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by ishiken55 | 2018-06-24 10:48 | マジック グッズ | Trackback | Comments(0)
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