サロン風のステージでマジックを演じる場合、
ジャンボカードを使用するマジックを組み入れると、お客さんとの触れ合いにより、会場が和やかな雰囲気になるものです。私もこの数年、ジャンボカードを使ったマジックを、年に1度程度ですが、サロンステージの演目に取り入れ演じています。
とは言うものの、私自身のジャンボカードでのマジック経験は日が浅く、レパートリーも僅かしかありません。寧ろこれから色々研鑽したいと考えていますので、今年一年修習しつつ「ジャンボカード・マジック」のアイディアや想いをリアルタイムで語って行ければと思っています。今回は
『ジャンボカード de マジック』のイントロダクションとして、“私自身のジャンボカードの使い方と少々頑固なポリシー”について記することに致します。
① ジャンボカードと言っても色々な大きさのモノがありますが、サロン風のステージで見映え、且つシャフルやカットのハンドリングが可能な縦
18センチのサイズを使用しています。
② ジャンボカードのフェイスを観客に見せる時に、美しいファンに開くと演じるマジックのイメージがぐ~んと良くなります。そこで私はジャンボカードにファンカード用
パウダー(滑り粉)を塗って使用しています。
③ 客にカードを選んで貰う時は、“
フリーに選択して頂く”ことにしています。
ジャンボカードで何らかのフォーシングを用いると、たとえ上手に行えたとしても、カードが大きい故に観客が不自然さを感じてしまうものです。そのことが演技の最後まで客の心を引きずり、不思議さを減じてしまうことになるからです。
④ 演技中に使用するマジックの技法は
一点のみとし、その技法は一般的にジャンボカードでは行わない少しレベルの高い技法を取り入れることにしています。これは無謀とも言えるのですが、そのスリリングさが堪りません・・・最近取り入れている技法は“トップチェンジ”です。
ps昨年の暮れに購入した「ザ・マジック70号」に、“ジャンボカードのフォーシング”と題する解説が載っていました。なかなか良い方法に思えて・・・今、“③”の
ポリシーが、それにより揺らいでしまってるところです。