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“夏風邪”から“ウォルター・B・ギブソン”迄

体調がおかしいと感じたのが火曜日。木曜日には鼻、喉、頭(?)の炎症が酷くなり、会社を休み医者に言ったら“夏風邪”との診断。てんこ盛りの薬を処方して貰うも症状は一向に改善せず、翌日出勤したのが禍したのか症状は更に悪化の一途。この休日は、ぼ~と“夏風邪病人”として過ごしています。

それでも、テレビで世界陸上を観戦したりしておりますが、こういう状態の時って、健康でいることの“ありがたさ”をつくづく感じます。そんな体調の中で、この休日に心の襞に触れたことを少々書いてみたいと思います。

◆ 昨日、朝のNHK番組でドフトエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」が最近新訳の文庫本が出版され、売れているニュースを耳にしました。私、文芸書については、入手した本は全て読むといことをモットーにしているのですが、二十代で手にしていながら未だに読み終えていない本がこの「カラマーゾフの兄弟」なのです。序盤の登場人物の相関関係や性格描写が難解で、そこで放り出してしまったのですが、新訳でもう一度チャレンジしてみようかと~!

◆ 昨日から始まった世界陸上。走る、飛ぶ、投げる、と言った単純な競技の観戦~大好きです。400mハードルの為末大選手の0.01秒差の敗退・・う〜厳しいけどそこが面白い。

“夏風邪”から“ウォルター・B・ギブソン”迄_c0049409_1485219.jpg◆ A4版ハードカバーの「ウォルター・B・ギブソンのカード奇術(上)」を西武デパートの書籍売り場で目にし、何となく購入してから、かれこれ三十年になるでしょうか。そのウォルター・B・ギブソン氏のペーパーバック本『Professional Magic for Amateurs』を先日古書店で購入しました。題を訳すと「趣味人のための玄人跣のマジック」、いやいや「愛好家のための本格マジック」の方が良いでしょう。

その中に、私のカードマジック・ルーティンの二番目の作品にしている「上を向くカード」が、 「Faces Up!」という作品名で掲載されていたのにはビックリしました。実は、この作品の出典が分からず探していましたので、思いがけずルーツに辿り着けて、それだけでも収穫のある本でした。
by ishiken55 | 2007-08-26 14:19 | マジック エッセイ | Trackback | Comments(0)
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