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いしけんのカードマジック・イントロダクション

クロースアップマジシャンと自認されている方々は、カードマジックのマイ・ルーティンを持たれていることと思います。そして演技開始のアイテムにはいろいろと苦心しているのではないかと思います。今回はそういう方々の参考になればと私のカードマジック・ルーティンのイントロダクションをご紹介しようと思います。

<イントロダクションのコンセプト>
最初は特定の観客だけに焦点を当てずに、観ている方全員をマジックに引き付けることを目的として、若干フラリッシュを伴ったアクションの大きいアイテムから入ります。そしてイントロ部の終盤は特定の観客にアクション参加を行なってもらうアイテムを演じて、カードマジックのメインルーティンに入っていく構成にしています。

<ルーティンの構成>
[ステップ1] カードのせり上がり (Arranged by Ishiken)
デックの中に入れたカードがトップに戻るというマジックです。私は6回行いますが、回数&方法は自分の好みでアレンジしてください。
(1回)T (2回)D (3回)S~ティルト (4回)Dの各リフトでフェイスアップ→デックに挿入。
(5回)デックを返して表を上に向け、ル・ポールの「カラーチェンジ」で表示→右手でカードを1枚(又はDリフトで2枚)を取り客に示した後、左手のデックを返してその上にカードを乗せる。
(6回)右手でデックの下側を抜き出すが、このとき食指でトップカード(又はT2)をシフトしてしまい、ただカットしたように右手のパケットをトップに乗せてフェイスアップ。

[ステップ2] 不思議なファン(by Le Paul. 原題;A Reverse Card Routine)
私なりのアレンジはしていますが、基本のストーリーはオリジナルを尊重しています。この演技の終わりにリバースしたカードがデックの中に1枚残りますが、カットでそれをボトムに回し且つカード名を覚えておきます。(これが次ステップの演者のカードです)

[ステップ3] 上を向くカード(出典不詳、マジックノートには38年前の内容ノミ)
以下に現象だけを書きますが、皆さんだったら手順はお判りになると思います。シークレットリバースを2回行なうのと、最後にカットを1回行なうのがポイント。
;客にデックの半分を取って貰います。演者と客が1枚のカードを自分のパケットの中から抜きそれを憶えます。カードを交換しパケットの中に裏向きにそれぞれ挿入します。演者は客のパケットを返して貰い1つのデックにします。お互いのカードが何であったか教え合います。演者がデックをテーブルにスプレットすると、演者と客の2枚のカードだけが上を向いています。
by ishiken55 | 2005-02-19 19:05 | カード レクチャー | Trackback | Comments(0)
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