人気ブログランキング | 話題のタグを見る

今年のマジックの見納めは “秋連”

2,3年前から観に行きたいと思いつつ、開催日が自分の休日ではないため、行きたくても行く事が出来なかった関東大学奇術連盟主催の 『秋の連盟発表会』 ・・・通称 “秋連”。今年は会社が休みで観に行けることになったのですが、いざ行けるとなると「寒いしなぁ~」とか「夜遅くなると翌日が辛いなぁ~」などと言い訳を考えてしまうのです。人間って身勝手に出来ているモノですね。

それでも昨日(12/24)午後3時過ぎに、早くも日が落ち始めた頃合に家を出奔、“秋連”会場の豊島公会堂へと向ったのでした。そして、若いマジシャン達のフレッシュで~カレンで~少々エキセントリック?な~楽しいマジックを堪能させて貰い、今年最後のマジック観賞は、満足感に浸りつつ締め括る事ができました。連盟の皆様へ~心で送る感謝状!!

演技についてはテクニック的に飛び抜けた演目はありませんでしたが、どの演技者も選ばれただけのことはあり、見せる(魅せる)ことへの配慮が伺われ、好感の持てるステージでした。また、各演技が総体的にシンプルな構成と表現であったことにも好感が持てました。私的な好みから、特に好印象の演目を挙げますと・・・

<第一部から>
たっつんさん(東洋・女子) ; 「ゾンビボール」
赤黒の布と黒のドレスの取合せが美しく、スピーディーで大きなアクションが観客を魅了。
杉山淳紀さん(早稲田・男子) ; 「鳩」
扱うのは“鳩”のみで、別のマジックとの組合せを避け、シンプルさを貫いた所が良かった。
<第2部から>
海苔ふみさん(成蹊・女子) ; 「四つ玉」
テクニックは高度ではないけれど、表情が豊かで説得力があり、間の取り方も上手でした。
奥野峻也さん(東大・男子) ; 「カード」
演技の流れが自然で、「4重扇+α」等のファンカードを取り入れた構成が素晴らしかった。

◆ 前後の出来事
① 開場の30分前に到着したら既に長蛇の列。列の最後尾に付き、ヒョイと後ろを振向くと、元気の良い10人程の若者の集団がドヤドヤと・・・を見ると見覚えが・・・と思ったら、出身マジッククラブの部員達~偶然の嬉しい出会いでした。

② ショーが跳ねた後、マジック界で活躍されている12名の方々と、居酒屋で歓談のひと時を過ごしました。色々な話が飛交う中でふしぎスキ実行委員会の会長をされている浅井精治氏からは、CROSSROADの苦労話や最新情報など貴重な話をお聴きすることが出来ました。来年3月16日開催の「Crossroad Visitor」は是非観に行きたいと思っています。
今年のマジックの見納めは “秋連”_c0049409_2331593.jpg

by ishiken55 | 2007-12-25 23:39 | マジック ニュース | Trackback | Comments(4)
Commented by youhei_ohoka at 2007-12-26 00:39
秋の連盟行かれたんですね~

僕は行くことが出来ずに残念でした。
満足感に浸れる今年最後のマジックショーとは、素敵ですね。

僕もマジックは見せるものよりも魅せるものだと思います。
Commented by ishiken55 at 2007-12-26 23:04
youheiさんとも会場でお会いできるのではないかと期待していました。
2月の出身クラブの発表会でお会いしましょう!
Commented by M.Ito at 2007-12-28 23:58 x
楽しかったですね! おつかれさまでした。
テクニック的に飛び抜けた演目がなかったように見えたとすれば,各演技の完成度が高かったからかもしれませんね。
四つ玉は,春連と同じ人でした。お気づきでしたでしょうか。
Commented by ishiken55 at 2007-12-29 08:17
M.Itoさん、宴席へのお誘いありがとうございました。
テクニックに関しては、Itoさんの言われる通りなのだと思います。
四つ玉を演じた女性は、春連で観ていることは認識していたのですが・・・同じ演目とは思いませんでした。
5月の“春連”の記事を読み返してみましたら、四つ玉を好印象の演目に取り上げておりました。彼女の演技を真に気に入っていることの証明?~それとも私のボケが進行している証拠?~両方かも知れませんね。
<< 2007年の記事・・<10選> グリム童話の“魔術師” >>