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「コーンとボール」 は消え行く運命?

「コーンとボール」 は消え行く運命?_c0049409_11403924.jpg先週の木曜日(7/17)に、思いも寄らないことから、半世紀前の「コーンとボール」の道具を入手しました。私自身は「コーンとボール」を演じた事はありませんが、私の若い頃は学生発表会の定番演目の一つでもありました。でも、最近は全く観られなくなりましたね。数年前、三十代前半のある著名なマジシャンが、そのマジックを知らなかったので驚いた事も~。

「コーンとボール」はダイ・ヴァーノン翁が元祖だそうです。 その後道具や技法の内容が異なるバージョンが考案されて発展し、日本でも昭和30年代にブームとなったようです。私が今手にしている道具は~1つのコーンと3つのボールです。そしてボールには何の仕掛けもありません。てっきりボールに仕掛けがあるのが常識?と思い込んでいたのですが・・・

「コーンとボール」が衰退して行った理由の一つは、あの素晴らしい“ボールの仕掛け”に頼り過ぎたためではないかと推測しています。“タネも仕掛けもない”原点に立ち返れば、小林多喜二の「蟹工船」ではありませんが、シックなサロンマジックとして、復活のパワーを秘めたマジック演目のように思えるのであります。

先週は私に取り特別な一日がありました。写真は、その日の朝庭に咲いていた「一輪のくちなしの花」「記念の花束」です。『どちらの花が好き?』と問われたら、「クロースアップマジック」と「ステージマジック」について問われた時と同じように~答えることができません。

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by ishiken55 | 2008-07-20 11:46 | マジック グッズ | Trackback | Comments(0)
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