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「カップと玉」 の“3個のボール入れ”

五十代の峠に差し掛かった頃、文庫本を読んでいて、手が目一杯に伸びている事に気付きました。視力の良さに自信のあった“いしけん”としては『これはどうしたことか』と思いました。その頃、NHKテレビの「ためしてガッテン」で、“近視と遠視”をテーマにした番組があり、<五十代前後になると、近視や遠視とは無関係に、全ての人に“老眼”が訪れます>・・・と拝聴。この事態は、紛れも無く“老眼”が訪れたのだと悟りました。

さっそく、メガネショップへ直行し老眼鏡なるものを購入。それを目に掛けると、実に本が良く見えるようになりました。しかし、立って歩こうとすると周りがぼやけて歩けません。これでは生活に不便だなぁーと思っていると・・・「遠近両用メガネがいいよ。」と友人に薦められ、次はそれを購入・・・やっと落ち着くことができました。

そして、“近”に“度”が無い「遠近両用メガネ」は、既に3世代目となっています。
クロースアップマジックは手元が重要なので、近年は「老眼鏡」を掛けて演じていましたが、遂に・・・昨年末、ステージマジックでも、“それ”を掛けて演じる事態となりました。
 「盛年、重ねて来らず」 (陶淵明)

またまた前置きが長くなってしまいましたが、今日の本題は「カップと玉」のボール入れです。前々回の記事で、3ボールの「カップと玉」のルーティンを掲載しましたが、それに使用する3個のボールのケースを探していたところ、写真の品物を手に入れました。これ、何と思いますか・・・百円ショップで販売されていた「折り畳み式メガネ」のケースなんです。(遅ればせながら、上のメガネの話とはここで絡みます)

そして、写真の右のカップは、二年前に入手したモノです。昨年の2月26日の記事で紹介したカップと同様に、百円ショップの製品で、先のモノより少し大形です。底に窪みがありボールが乗せ易く、美しい形状と光沢をしているのですが、重ねた時にカップ間に隙間が無いという欠点がありました。しかし、“3ボールの「カップと玉」”では、2カップの重ね持ちのみなので、「カップと玉」のマイ・グッズとして日の目を見ることになったのです。
 「待てば海路の日和あり」
・このカップ、最近百円ショップで見掛けません。買占めをしている輩がいるのでしょうか?
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by ishiken55 | 2006-01-27 22:00 | マジック グッズ | Comments(0)

雪が舞う東京で、今年初の 「マジックショー」 を観覧

昨日の朝、外を見ると・・既に小雪が舞う白銀の世界になっていました。
その後も、雪は止む気配を見せず、積雪はどんどん高くなっていきました。
当日、東京で開催される出身クラブの“ステージ・マジックショー”を楽しみにしていた“いしけん”にとっては、目の前に暗雲が立ちはだかった感がありました。

c0049409_2163941.jpg昼が過ぎても・・雪は降り続きました。もはや<利根川越え迄は車で行こう>との考えを断念し、電車さえ動いていればと、“差し入れ”用に買い入れた地元老舗の“煎餅”を邪魔に思いながらも・・小脇に抱え、東京の下町を目指して、徒歩での雪中行にて家を出発したのでした。

こんな日に来場されるのは・・出演者の家族と親しい知人、義理堅いクラブ出身者(金沢や山形から参上の兵も)、そして“真のマジック・ファン”の方々なのでしょう。例年の半分程の来場者でしたが、観覧席の間に連帯感のようなものが生まれ、落ち着いた雰囲気の中でステージマジックが演じられて行きました。
そして、28回目の「KMCマジックショー」は、外の冷たい雪とは対照的に、来場者の暖かい拍手を浴びつつ無事終了したのでした。

今年のショーは・・演目数と進行はアッサリとしていて、時間も過去最短でしたが、それぞれの演技には各自の個性が強く出ており、それが演目毎のマジカルなイメージ変化となって愉しめました。
体制が変わる次年度は、どのような姿になって行くのでしょう・・・・・
(不安も少々ありますが)より高く羽ばたく姿を期待しています。
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by ishiken55 | 2006-01-22 21:19 | マジック ニュース | Comments(3)

「カップと玉」 の一幕

3ボールの「カップと玉」に魅力を感じ始めてから、それへの拘りが日々強くなっています。
そして・・あちこちから“摘み食い”をして、短いルーティンを創ってみました。
自分自身のために“3ボールC&B”のデビュー作として記載しておくことにします。

<道具>
カップ ; 3個 (2つ重ね迄につき、カップ間のスペースが少ないものでもOK)
ボール; 3個 (カップの大きさとのバランスが重要。素材と色はお好みで・・)
<準備>
*さりげなく両手を開き、3個のカップと3個の玉を客に示す。
*3個のカップを一列に伏せて置き、その上に1個ずつ玉を置く。 [写真 上]
(カップは演者から見て、左よりA B Cと呼称。棒の使用は演技スタイルで判断)
<アクション>
 ステップ 1
① 右手でカップAを傾け左掌に玉を落とす。(B,Cで右手にパームした玉を秘入)
② 右手で玉を取り、フレンチ・ドロップ(又はフェイク・パス)で左手に渡す。
③ カップAの上で投げ込む動作の後、左掌を上に向け玉が消えていることを示す。
④ カップB,Cで、①~③と同様のアクションを行う。 [写真 中]
⑤ カップC、B、Aの順番でカップを倒し、玉が元に戻っていることを示す。
  (カップAのときは、パームした玉をカップに秘入しながら倒す)
 ステップ 2
① カップCに玉を放り込み、カップを伏せる。
② カップB,Aも同様に玉を放り込みカップを伏せる。(Bはパーム、Cは2個入れ)
③ カップCを取り上げ、玉が確かにあることを示す。
④ Cの玉をカップAに乗せ、その上にカップCを被せ軽く叩く。
  2カップを持ち上げて2個の玉を示す。(玉1個が貫通)
⑤ カップA(元のC)を2個の玉上に伏せ、カップC(元のA)は右端に倒し置く。
⑥ カップBからAに玉が移る仕草をし、Aを倒し3個の玉を示す。(玉1個が貫通)
⑦ カップBを倒し、確かに玉が移動したことを示す。
 ステップ 3
① 3個のカップを一列に伏せ、その上に1個ずつ玉を置く。(最初と同じ状態)
② カップAの玉を右手で取り、それを左手に渡してから、(実は右手にパーム)
  右手でAを前方に少し倒して、左手の玉を入れ込む。
③ カップB,Cで、②と同様のアクションを行う。
  (ただし、Bでは玉を2個入れ込み、Cでは玉を右手にパーム)
④ 「各カップには玉が1個あります」と客に同意を求め、カップを手で軽く触る。
  (右手でカップBを触った時に、パームしている玉を秘入~ここが一番の難所)
⑤ 左手でカップA,右手でカップCを掴み,カップBに打当ててから元の位置に戻す。
⑥ カップA,Cを一気に倒し、玉が消えていることを示す。
⑦ 右手でカップBを倒し、玉が3個集合したことを示して・・終了。 [写真 下]

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by ishiken55 | 2006-01-17 21:51 | 色々 レクチャー | Comments(0)

新春の風景・・あれこれ

今年も早や半月が過ぎようとしています。今日は、正月からの新春の風景について、思い付くままに書いてみようと思います。

◆ 正月のテレビには、マジック番組は少なかったようです。そんな中、1月8日(日)に「おしゃれイズム超魔術SP」という、マリックさんマギー司郎さんの番組を見ました。ちょうど、この“おうち”の記事をアップデートしていたので、チラチラと斜め見でしたが、マリックさんの技のキレは素晴らしかったし、マギーさんのボケ・マジックも楽しめました。“いしけん”と同年代のお二人が頑張っているのは嬉しいし、お二人のマジカル バランスは絶妙ですね。

◆ 同じく、1月8日から始まったNHK大河ドラマ「功名が辻」を見ました。
昨年の「義経」は、またまた古い話になりますが、三十八年前の尾上菊之助さんと藤純子さんの「義経」のイメージが今も残っていて、何か見る気になれず・・パスしました。
今回の出演者の中で、仲間由紀恵さんは若いのに独特の雰囲気がある女優さんと思いますが、いしけんは織田信長の妻、お濃役の和久井映見さんのファンなのです。初回は山内一豊と幼い千代の出会い迄でしたが、これからの展開が楽しみです。

◆ 1月9日は「成人の日」。午後、地元の大型スーパーに出掛けましたが、新成人の振袖姿には出会いませんでした。出掛けた場所が悪かったのでしょうが、何しろ団塊世代の半分の人数とのことなので、さもありなんと自身で納得。でも・・マジックを志す若者が減っていないのは不思議です。

◆ 1月21日(土)は、出身マジッククラブのイベント日です。
このクラブのことを、数年前に或る出身者が「江戸時代の鎖国文化」と評していましたが、実に“言い得て妙”の表現と思ったものでした。
戦国時代のドサクサの中で旗を揚げ、小さい城を築いた4百年前は、技量も知識も乏しかったので、海外へ渡って情報収集を積極的に行い、国外との貿易も多少ありました。しかし、自力を付けるに従い、特異な国情と相まって、“鎖国”状態に入り「独自のマジック文化」が醸成されて行きました。それは「外国のマジック文化」と比べれば、総合的には劣るものの、それはそれで「愛すべきマジック文化」でした。
近年、ネット等の情報網の発達により、外国から黒船が来襲したり、国禁を犯して渡航する武士が現れたりして、文明国との文化交流が徐々に始まり、技量もISOレベルまで高まってきました。そして・・遂に今年、政変により城は最終局面を迎えようとしています。

・・訳の解らないことを書いてしまいましたが、“いしけん”に取っては、とても楽しみな今年初めての「ステージ マジック ショー」です。
(素性を伏せているので、ここでは詳しくは書けません。この厳寒の時に“異文化のマジック”を見てみたいという酔狂な方がおりましたら、関東大学奇術連盟の掲示板をご覧あれ)

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写真の花をご存知ですか・・葉肉が薬用になる「アロエ」の花です。
5年も経つと、鉢植えとしては大きくなり過ぎて手に負えなくなるため、上方の茎を切り取り、それを“挿し植え”して再生すると、2~3年でまた花が咲くようになります。
厳寒の今年は、開花が遅く、やっと蕾が開き始めたところです。
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by ishiken55 | 2006-01-12 23:01 | マジック エッセイ | Comments(0)

D君の 「カードマジックⅢ」・・・“名探偵 Red Jack”

今回のカードマジックも、D君のサークル仲間であった皆川氏の創作によるもので、前作の“名探偵 Black Jack”に続く第2弾として1977年3月にサークル誌に発表されたものです。また、この作品は前作と同様に、簡単な技法だけで構成されていていますので、初心者の方でも演じることができますし、テクニックよりもトークによる表現が重要な作品です。Black Jackの後に演じると効果的ですが、カード当てとして単独に演じてもよいでしょう。

<ストーリー>
客が選んだカードが、2枚のRed Jackに挟まれて出現する捕物風作品の後編です。
(Black Jackと異なり、Red Jackは他札と同じ向きで客のカードを捕まえます)

<準備>
ハートとダイヤのJackを抜き出し、テーブル上にフェイスを上に置いておきます。
(Black Jackに続けて演じるときは、最初に4枚のJackを抜き出しておきます)

<アクション&シークレット>
① 客に1枚のカードを選んで憶えて貰い、それをデックの中に戻します。
② デックを良くシャフルします。(この時、客のカードをトップにコントロール)
③ “名探偵 Red Jack”の登場を告げ、2枚のJackを取り上げフェイスを上にしデックのトップに置きます。(この時、客のカードの下にブレイクを造っておきます)
「今度は、名探偵Red Jackがあなたのカードを探しに行きます」と告げ、もう一度右手に2枚のJackをビドルポジションで取り上げます。(この時、トップにある客のカードを、シークレットアディションで2枚のJackに加えてしまいます)
「名探偵二人を、もう一度確認しましょう」と告げ、上のJackを左手の親指で引き、そのカードを右手のカードでデックのトップに裏向き返します。[写真 上]
すかさず右手のカードをデックの上に置き、もう一枚のJackを裏向きに返します。
(これで、フェイスを下にした2枚のJackの間に客のカードが挟まれます)
⑥ デックを数回カットします。
(最終的に、2枚のJackがデックのほぼ中央に来るようにカットします)
⑦ フェイスを上にしてデックをリボンスプレットすると、2枚のRed Jackに挟まれた1枚のカードがあります。そのカードを取り出すと・・・それは客の選んだカードです。[写真 下]

<後記>
作者のコメントとして、「我ながら、よくも・・こんな詰まらないものを考えるものだ・・と恥じている」 なんて書かれていましたが、なかなか趣のある作品と思いませんか。

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by ishiken55 | 2006-01-08 22:59 | カード レクチャー | Comments(0)

新年のご挨拶

新年 あけまして おめでとうございます。
・・とは言っても、今日は1月4日。少し出遅れた感はありますが・・今年も訪問してくださる方々に、記事の内容に興味を持って戴けるよう、幅広い角度から“マジック”について書いて行こうと思っています。
ただ、“マジック レクチャー”や“マジック グッズ”の箪笥の引出しは、底が少し見え初めていますので、リアルタイムの記事が多くなるかも知れません。
・・本年も、「ちいさいマジックのおうち」をよろしくお願い致します。
 (記事についての感想などをコメントして戴ければ、より嬉しく思います)

◆挨拶だけでは年初の記事としては寂しいので、昨年買い込んだ十冊程のマジック本の中で、殆ど目を通していなかった2冊について正月休みにチェックした感想を紹介します。

東京堂出版発行 マックス・メイヴィン氏著「パケット・トリック」(3,780円)
巻頭に記載の「序曲」は、とてもスッキリした“パケット・トリック”なので、レパートリーに取り入れることにしました。(ダイ・バーノン氏の“Twisting the Aces”と入れ替えることに。氣賀康夫氏著「ステップアップ・マジック」の“エースをたたき出せ”も類似作品につき、入れ替えの候補だったのですが、検めの箇所が、どうしても不自然に思えたので・・此方を選定)
その他、「表と裏」、「飛び移るA達」、「朱に交われば」、「ひねくれ者」にチェックマークを付けましたが、恐らく憶えられないでしょう。(TONさんの命名は大胆で楽しい)

ナツメ社発行 カズ・カタヤマ氏著「華麗に決める本格マジック」(1,890円)
カズ・カタヤマさんはプロ・マジシャンですが、似顔絵を描いている姿しか拝見したことがありません。しかし、この方のマジック解説書は、初心者向けに書かれていながら、マジックの本質をキチンと記述し、取り上げている作品も全て実践的で判り易い説明がされています。初心者ではない人にとっても“初心に立ち返る”ことで、得られるものがあるように思います。

c0049409_222239.jpg写真は、実を下に付けた万両が勝手気侭に定住している小さい庭先に、たった1本立っていた“実を上に付けた千両”です。
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by ishiken55 | 2006-01-04 22:33 | マジック エッセイ | Comments(2)