<   2006年 05月 ( 5 )   > この月の画像一覧

赤いシルク

*二十歳の頃は、“赤シャツ”を着たりして・・・何しろ赤い色が好きでした。
*三十代になると、明黄色のセーターを着て、爽やかな気分に浸っていました。
*四十代に差し掛かると、 のジャケットがお気に入りとなりました。
*五十代の峠越え…モノトーンに拘るようになり、白いシャツに黒のジャケット。マジシャンらしいウェアが好きになったと思ったら、中身は既にオールドパーに!

服の色の好みは変化しましたが、マジックの 「赤いシルク」 は今でも好きです。
しかし、この“おうち”の記事を振り返ると、開店以来シルク(ハンカチ)のマジックは一度も登場していない事に気付きました。
その訳は単純です。いしけんが「シルク・マジック」が不得手で、またパーソナリティーもロマンチックなシルクの雰囲気に合っていないためなのです。
それでも、この一年にシルクを使う小品のマジック・グッズを、数点購入ました。
*シルクが玉子に~ *シルクがロープに~ *(Sチップを使い)シルクが出現~
でも・・どれも、まだ一度も人前で演じていません。

最近、10年、20年、30年に亘って、音信不通だったマジック関係者に、ネット上で再会する機会が増えました。先週も、出身クラブの8年後輩に当たる人と、二十数年振りにネットで再会をしました。
その昔・・・百九十センチ近い長身とヨン様風のソフトな面立ちの、そのマジシャンが操る赤いシルクは、ステージ上でゆったりと漂い映えていました。
2週間前には、11年後輩のマジシャンと身内の会合であった折、自製の「赤いミニ・アピアリングケーン」を頂戴しました。
この“おうち”を始めた目的の一つ・・その人達との「記念パーティー」の開催が、実現に向けて動き始めています。

  古い友達と 古いぶどう酒に 勝るものなし (これ、何処のことわざ?)

c0049409_2062260.jpg
c0049409_2073751.jpg
[PR]
by ishiken55 | 2006-05-25 23:39 | マジック エッセイ | Comments(2)

タウン誌の “マジックと出会い” の言葉

最近、タウン誌と言われるB4版やA4判の小冊子が各地域で発行されています。私の住む地方にも2冊のタウン誌があり、毎月郵便受けに置かれています。
一概にタウン誌と言っても、地元のグルメ記事は共通のテーマながら、その他の記事は発行元のコンセプトにより内容は様々なようです。また冊子のボリュームも様々で、無料のものも有料のものもあります。
先日、知人から千葉県の “市川、行徳、浦安、葛西” 地域のタウン誌 「Basket」 5月号が送られて来ました。
そのタウン誌にマジックサークルの催し物のニュースが小さく載っていて、その記事の中に “マジックと出会い” についての簡潔な文章が掲載されていました。とても清々しい言葉でしたので、下記に文章の一部を転載させていただきます。

物事は善意に解釈する。
マジックも、演じさせていただけることに感謝しながら、披露しています。
人生のこだわりは出会い。出会いがテーマを創り・・テーマが出会いを生む。
人生のテーマには、人を引き付ける引力のようなものがあります。


この言葉は、半世紀を越えるマジック歴をお持ちのウエスタン・マジッククラブ市川(WMCI)の会長、持永恒美氏のモットーとして紹介されていました。
この“おうち”の訪問客の方々の地域にもタウン誌があるかと思います。それをチェックしてみると・・地元のマジック関連の暖かくて爽やかな記事に出会えるかも知れませんよ。
c0049409_13244337.jpg

[PR]
by ishiken55 | 2006-05-20 13:29 | マジック ニュース | Comments(0)

「シングル ボール」 の “お気に入り” のワン・ショット

3月25日の記事で 「純粋ボールによる“四つ玉”ルーティンを掲載します」 などと書いたのですが、思えば・・現在自分で演じることが出来ないマジックを掲載するのは“不遜な振舞い”であることに気付き、取り止めることにしました。
その代わりに、そのルーティンの中で気に入っていた「シングル ボール」のワン・ショットについてのお話をします。

これはボールを出現するときの何気ないアクションなのですが、出現時のボールの流れがとても美しい技です。この一年間に観覧したステージの半分以上に『四つ玉』の演目が含まれていて、その根強い人気を感じましたが、この出現技を取り入れている演技者は見かけませんでした。

<アクションとそのイメージ>
① 1個のボールを右手にパームしています。
② 少し左半身になり、右手を前方に掌を上向きに開きながら肩の高さに伸ばし上げ、静止させます。
③ パームしたボールを②のアクションと共に右手の掌の上をゆっくり転がるようにします。
④ 静止した右掌の人差指と中指の間に、出来るだけ先端でボールを掴み止めます。

■ 言葉で表現するのは難しいですね。ポイントとしては・・・
* 右手を引いてはいけません。あくまでも前に押し出すイメージで。
 (手を引いてボールを出現させる方を、ときどき見かけることがあります)
* ボールを出現させるときの右手は、自然な感じで指間を開くようにします。
* 指先にボールが出現したとき、手の動きをピタッと静止すると美しく見えます。
c0049409_12503370.jpg

[PR]
by ishiken55 | 2006-05-14 12:47 | ボールレクチャー | Comments(0)

「春連」 の日を除き・・非マジックのG.W終わる。

長かったG.W(ゴールデンウィーク)も、今日で終わりです。
G.Wの始まる前は、“書き物”の方に時間が取られ、マジックの練習が疎かになっていましたので、カード、コイン、ロープなどのルーティン・チェックをしようと考えていたのですが、意に反し、普段よりも非マジックの日々を過ごしました。
その中で、5月5日の午後だけはマジックのホット・タイムを持ちました。

<池袋~東十条>と渡り歩き、マジック書とマジック・グッズをチェック
マジック書は、最近出版された本を立ち読みしてみましたが、購入しても“つんどく”状態になりそうなので今回はパスしました。 c0049409_23395912.jpgマジック・グッズは、小物の廉価品を数点購入。その一つが写真の「ワンダーシグナル」です。昨年は六千円のパドル・グッズを買ったのに、今年は六百円のパドル・グッズとなりました。(近所のトイザラスなら、もっと安く買えそうでしたが“思い立ったが吉日”と・・)
外に出て、人目を憚りながらトライをしてみると、中々の良い具合。このマジックの種で「マイ・グッズを創れたら・・」との想いが、頭を掠めたのでした。
<赤羽>に移動し、「春連」を観覧
夕方関東大学奇術連盟主催の『春の発表会』を観に「北区赤羽文化会館」へ行きました。
今回の出演者では、慶応の小川さんの「ゾンビボール」が一番印象に残りました。
黒の衣装と白のショールそしてピンク系の布と・・色の調和が美しかったし、演技の内容も良かったです。(相変わらず“いしけん”は女子学生に甘いようです)

★この発表会は“新入生歓迎”のタイトルが冠されていて、10大学11マジッククラブの新人の歓迎を目的にしているようですので、ここから多くの若いマジシャンが巣立って行くのだと思うと嬉しくなります。ただ、こう言う交流の場が、各校のカラーを平準化してしまうことになりはしないかと・・老婆心ながら・・思ったりもしました。
何はともあれ・・主催者の皆様、楽しいマジックを無料で見せて戴きありがとうございます。

c0049409_23504179.jpg
[PR]
by ishiken55 | 2006-05-07 23:56 | マジック ニュース | Comments(0)

「武士道」 と 「英語の茨道」 と 「マジック道」

c0049409_0195926.jpg新渡戸稲造著「武士道」は、ここ数年人気の図書で、本屋さんに立ち寄ると、この本を題材にした関連書籍が必ず目に留まります。
新渡戸稲造と言えば、五千円紙幣の肖像として定着してきた矢先の1年半前、一葉さんへバトンタッチとなってしまいましたが、その終盤で人気の火が付いた感があり、「肖像画に立候補した甲斐があった」と、ご本人も“草葉の陰”で溜飲を下げていることでしょう。

この本を新宿の紀伊国屋書店で購入したのは2年前のことでした。そして、つい数日前に読み終えたのです。何故その小冊子に2年間も費やしたのかと言いますと・・・
4年程前から「日本人論」を扱った本に興味を抱き、その関連書籍として買い求めたのですが、もう一つの理由はこの本が英語で書かれていることでした。

五十才の峠に差し掛かった頃、勤務先にグローバル化の波が押し寄せて来て、“英会話の出来ない者は社員にあらず”的な状況となり
① 英会話テキストを十冊近くも買込み…買っただけでは上達しないことを悟る。
② ラジオとテレビの英語番組を片っ端から拝聴…でも思うようには時間が取れず。
③ 通信教育の英会話講座に手を出し…労働省の教育奨励還付金だけは受領。
④ 若者に混ざり英会話教室へ…日本語を喋らない先生に困惑の表情で見つめられ。
⑤ TOEICを5度受験…初トライ時の“馬券”状態から~“4択”に悩む状態に。

と言うような、「英語の茨道」を歩んで来ましたので、その延長線上から「武士道」も原文で読もうと考えたのです・・それが甘かった。とても私の力で読み下せる本ではなかったのです。対訳本であったのがせめてもの救いで、殆ど訳文の日本語で読了となったのでした。

「武士道」の考察を長々と記すのはこの“おうち”にそぐわないと思いますので、割愛します。但し、この本を取り上げたのは、多くの方にお読み頂きたい明治の書と思ったからです。江戸時代の人口のたった数パーセントにすぎなかった“武士”、その礎であった教義が百数十年後の現在の日本人に無意識的に影響が深く根を下ろしていることを感じました。その中には「仁・惻隠の心」として他人への思いやりも含まれていた事に安堵しています。

「マジック道」などと言うものがある訳ではありませんが、“マジシャン”という種族は、その力量には関係なく、人(他人)への思いやりの“こころ”が篤いように感じています。マジックを観客に見せて楽しんで貰うと言う心根が、身近な家族や他人にも伝わり、その懐で優しい思いやりの気持ちを育み、マジカルな輪を拡げているのだと思っています。

 鉄は熱いうちに打て~Strike while the iron is hot!…(英語もマジックも)
[PR]
by ishiken55 | 2006-05-03 00:24 | モノローグ | Comments(0)