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「手品? MAGIC? トリック」 展

c0049409_2125010.jpgプロマジシャンの上口龍生氏から情報を頂き、昨日の土曜日に大崎・ゲートシティホールで開催されている「手品? MAGIC? トリック」展を鑑賞して来ました。受付で「いしけんです」と言うとチケットが頂けました。龍生さんの心遣いに感謝すると共に、小さいながら落ち着いた雰囲気の会場で、心地良く魅惑の展示品の数々を鑑賞することが出来ました。

この催しは、マジック関連の貴重な歴史資料を蒐集されているお二人~日本関連の「河合勝コレクション」~海外関連の「澤田隆治コレクション」の公開が中心の展示会です。そして、ミラーのトリック体験やマジック教室、河合勝氏のマジックショーも行われていて、河合氏の30分のマジックショーを楽しく拝見させて貰いました。

河合勝氏は、輝映の経歴を有するアマチュアマジシャンで、私よりも二つか三つ年上の方です。 そのダンディーな姿とトークの巧みさには脱帽の思いがしました。そして、年上のアマチュアマジシャンの方がステージで演じる姿は、自分自身への励ましにもなりました。 ショーが終わった後、図々しくもスタッフの方に河合氏への面会を取り次いで貰い、ご挨拶をさせて戴きました。ショーの合間なのでゆっくり歓談することは出来ませんでしたが、現在のマジック活動の状況や資料蒐集の苦労話など、暫しマジック談義をさせて戴きました。

『河合勝氏のコレクション』の中で、特に興味を抱いた展示資料は・・・
 *初代・松旭斎天勝師の妖艶な姿と、当時の人気を物語るポスターの数々。
  (叶わぬことですが・・・若い時の天勝師のステージを観てみたい!)
 *天洋奇術研究所のマジック道具。(昭和10年製との説明書きが・・)
 *石田天海師のマジックノート。(テンカイパームの記載あり)
 *長谷川智氏が戦後間もない頃に書いたミリオンカードの解説書原稿。
 *「ヨーロッパの夜」のポスター。(チャニング・ポロック師が左側に小さく)

なお、この展示会は今日までとのことです。これからも公開される機会があれば、多少遠方でも、又見に行きたいと思わずにはいられない魅力たっぷりのコレクションの数々でした。(「静穏の夏休み <パート 2>」は、次回に掲載いたします)
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by ishiken55 | 2006-08-27 19:43 | マジック ニュース | Trackback | Comments(0)

静穏の夏休み <パート 1>

今年の夏休みは想うところがあり、静穏な日々を過ごしました。
その静かで穏やかな夏休みも今日で終わりです。
そして、また明日からは、俸禄を食むために、仁義薄き浮世の生活に戻ります。

マジックを観ず、演じず、練習せず、の夏休みでもありました。
浚渫船の「停電事故」、小泉首相の「靖国参拝」、ロシア警備艇の「漁民銃撃」などと比べると、ほんとに小さなことなのですが、自分的には最近では珍しい心模様でした。それでも、夏休みを振り返ると、幾つかマジックに関わる事をしていることに気付きました。

<その1> マジック書を購入
東京堂出版、カズ・カタヤマ氏著「図解マジック・パフォーマンス入門」
この方のマジック書の購入は3冊目ですが、初歩的な作品を実践的で丁寧に解説されていて、どの書もとても気に入っています。(・・・とは言いながらも、カタヤマ氏の本から一つの作品もレパートリーに取り入れていないのですが)
今回の書の巻末には、マリックさんとの対談が掲載されていて、マリックさんの“連盟”から“テンヨー”への渡り歩き話など、今までの曖昧な知識や認識がスッキリしました。それにマリックさんのマジック界に対する考え方は、その八割方は賛同できる内容でした。ただ、このような古(いにしえ)の出来事に“入門書”を購入される方が興味を持つかは少々疑問です。

石田天海賞委員会、フロタ・マサトシ氏著「ミリオン・カード物語」
天海師の名前に惹かれ、つい高価な書に手を伸ばしてしまったのですが、この書もマジックの解説の部分よりも、たった一度だけ実演の姿を拝見したことのある石田天海師の逸話の方に興味が傾き、エッセイ風な箇所を愉しく読むことができました。それにしても、14年前の発行で五百部限定なのに、未だに新本が残っているのが不思議です。著者は7月18日の記事「マッチの時代」に取り上げた『邪宗門』のオーナー“フロタ氏”です。天海師については・・・
 *「天海パーム」の考案者
 *「米国で活躍したプロ・マジシャン」の先駆者
であることの二点で、若いマジシャンにも良く知られている存在です。
出来ることなら、「石田天海師物語」等の書を、『岩波新書』辺りで世に出して貰うことを待ち望んでいます。・・・時間が無くなってしまったので、今日はここまでに致します。

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by ishiken55 | 2006-08-20 23:20 | マジック ニュース | Trackback | Comments(3)

「ファンカード」 のワンポイント・レクチャー <パート 6>

9ヶ月振りにファンカードのワンポイント・レクチャーです。
今回の技法は、<パート1>で掲載した「見栄えのする片手・正ファン」を習得した切っ掛けと同様に、三十数年前に出身クラブの6年後輩のトシちゃんから、たった数分間伝授して貰った「片手・正ファン」の一法です。

「見栄えのする片手・正ファン」の方に~より魅力を感じて実践に取り入れたのに比し、こちらの方は少し疎かにし練習のみで終わっていたのですが、最近になってロングカードには生きる技法ではないかと思い直して再トライをしてみました。

自分自身のマスター度が低いので、実験的な提言となりますが、若い“ファンカードファン”の方々にチャレンジして戴き、完成度を上げて戴ければ嬉しく思います。
通常の「片手・正ファン」と類似した技法ですが、“最後の一捻り”でファンの角度を広く開くことが出来ますので、180°以上の開度を有する「片手・正ファン」が可能となります。

<人差指で最後の一捻りの・・・片手・正ファン>
① 通常の「片手・正ファン」と異なり、人差指を親指に当てデックを持ちます。
 [写真 上]

② 通常の「片手・正ファン」と同様に、人差指を除く四指でデックを捻り、ファンに開きます。

③ 四指での捻りが終了したら、人差指で外側にファンを押し広げるようにしてファンを更に大きい角度に開いて行きます。[写真 下]

*ファンに開いた写真が、美しい形になっていないことをお詫びしておきます。
内情を言いますと、演者とカメラマンは同一人物で十秒タイマーで写しています。
十秒間でベストの形を表現するのは、自信のアクトのみであることを悟りました。
(追記) 昨日掲載した写真が余りに酷いので再チャレンジしてみました。少しは見易くなったかとは思いますが所詮付け焼刃の技、幾らもがいても頭で描くレベルにはなりません。

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by ishiken55 | 2006-08-16 22:45 | ファン レクチャー | Trackback | Comments(2)

「FISM 2006 ストックホルム大会」 のこと。

「FISM」は、3年毎に開催される世界最大のマジックコンベンションだそうですが、まだ一度も自分の目で生のショーを観たことはありません。今年のFISM大会は、スウェーデンのストックホルムで7月31日(月)から8月5日(土)に渡って開催されたそうです。

ここ数回は、NHKのBS放送でその映像は見ていましたが、今回は放送されないことをウワサで聞きました。(本当だとすると、寂しいですね)
今回の大会については、この“おうち”にリンクを付けさせて頂いている方々の、色々な角度からの情報がとても参考になりました。

スティングさん「マジック玉手箱」では・・海外情報には定評のある“スティングさん”ならではの過去のFISM大会の歴史や貴重なサイトレポート、そして2006年大会に関する最新の情報が提供されていて、じっくり読ませて頂きました。

ゆみさん「マジック紀行」では・・現地入りしていた“ゆみさん”のリアルタイムのレポートは、現地のホット情報を遺憾なく伝えてくれていて興味津々でした。昨年リンクの許可を頂いた時の“優しく思いやりに満ちたメール”からは想像できない厳しい発言などもあり、ゆみさんの毅然とした一面も垣間見た思いがしました。

さとるさん「ビックリ箱楽天出張所」では・・「クロースアップマジック」に出演される“さとるさん”の心模様が伝わって来て、自分が演じる訳ではないのにハラハラ~ドキドキの思いがしました。受賞はなりませんでしたが、演技はとても好評であったようで、FISMにチャレンジされた事だけでも、同県人の~いや日本のアマチュアマジシャンの誉れと思っています。

グランプリ受賞者は、下記のお二人だそうです。賞は選ぶ人達がおり、色々なシガラミがありそうです。・・・それでも、いつの日か、日本のマジシャンがグランプリを受賞する時は必ずや訪れることと思います。

 ◎ ステージマジック : Pilou (France)
 ◎ クロースアップマジック : Rick Merrill  (USA)

次回「FISM 2009」の開催地は中国の北京。FISMはヨーロッパと言うイメージがありますので、少し戸惑いもありますが、その頃“いしけん”は気ままな風来坊と予想されますので、ふらっと北京を訪れることになるかも知れません。

*写真は、FISMとは何の関連もありませんが、夏の涼になればと思い・・・友人が送ってくれた北海道・羅臼岳の“エゾコサクラ”を掲載します。

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by ishiken55 | 2006-08-09 23:19 | マジック ニュース | Trackback(1) | Comments(0)

「漫画」 と 「マジック」 と・・・「つげ義春」

「漫画」 と 「マジック」~この2つのジャンルに似たイメージを抱いています。
どちらも、幅広い表現スタイルが存在します。
漫画には~子供の漫画、大人の漫画、Hな漫画、四コマ漫画、風刺漫画、そしてアニメーション~等々。
マジックには~クロースアップマジック、サロンマジック、ステージマジック、コミックマジック、そしてイリュージョン~等々。

どちらのジャンルも、読む側や観る側としての楽しみ方だけではなく、簡単に書き手や演じ手に変身することができますので、創造者としての楽しみを容易に享受することも可能です。また、才能のある人が研鑽を積むことにより、その至高のモノは芸術の域に入り込む作品となりえます。<例えば~手塚治氏の漫画~のように>

でも、それを“芸術”と呼ぶと何か嫌らしさを感じてしまいます。それはエンターテインメントのグラウンドに立つ、一際輝く“星”であり続けて欲しいと思うのです。c0049409_1149467.jpgもう5年前になるでしょうか・・・哲学者の鶴見俊輔氏著、岩波現代文庫「戦後日本の大衆文化史」を読みました。その中の“戦後日本の漫画”の項に、白土三平氏、水木しげる氏、そして~つげ義春氏の名前がありました。

小学校の卒業と共に「漫画」に別れを告げた身としては“つげ義春”は全く未知の名前でした。それでも少しだけ興味を持ったのでしょう・・『ねじ式』と言う作品を読んだのでした。そして、この漫画家の作品を次々に買い求め、読み尽すことになったのです。

実は・・『ねじ式』を読み、その漫画を20才の頃に読んだ記憶が蘇って来たのです。それは作者の名も気に留めずに“床屋さん”で読んだような気がしています。
(その本は『ねじ式』が掲載された漫画雑誌「ガロ」だったのでしょう)
その時の印象は、エキセントリックで不条理で不安定な奇妙な「漫画」と思いました。それから三十数年後に読んだ時、180度~印象が変わった訳ではありませんが、作品の中にロマンが感じられ、且つ快い気持ちさえ感じられたのでした。
それは・・“マジック”を鑑賞した時の感覚に似ているとの想いがしたのでした。

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by ishiken55 | 2006-08-05 11:58 | モノローグ | Trackback | Comments(0)