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「カードシステム」 考

先週土曜日(5/19)は3月に続き「水戸マジッククラブ」の例会におじゃました。
左喉の痛みが完治していないのですが、家に篭っていても治る訳ではないので、マジックと関わっていた方が気分転換になると思い、予定通り出掛けることにしました。そして、今回は所要時間や帰宅の時間を考えて、高速道路を使って車で出発~

実は私、必要最小限しか車に乗りません。更に、特別の時以外は高速道路を走りません。 考えたら、十数年振りのマイカーでの高速走行でした。
ドイツのアウトバーンを他人の運転で200キロ走行をしていても何とも思わないのに、自分の運転でスピードメータが100キロを超えると不安な気持ちが湧いて来てしまいます。(あれあれ、日本の高速道路の制限速度は~100km/h?)

水戸M・Cの例会では、カナダ人のNeil氏にシステム系のカードマジックをマン・ツー・マンで数作品見せていただき~感動一頻り。日本ではシステムを利用したカードマジックは発展していないため、その種のマジックを見る機会が無かったので、より新鮮に感じたのかも知れません。“アルファベット”と“あいうえお”文化の違いを再認識させられました。

c0049409_22544414.jpg「カードシステム」については・・学生時代に Jean Hugard 著 『Encyclopedia of Card Tricks』 の最終章に記載されていた「The Nikola Card System」を少々読んだことはあるのですが、こんなモノは実用にはならないと~かるーく捨て去りました。そして、それ以降「カードシステム」を使用したマジックに出会うことは無かったのです。

カードマジックの世界ー山のように高く,海のように広い!

蛇足ですが、ミニマジックショーで、久振りに自作の「チャイニーズ・ステッキ」と「ファン・カード」を、ささやかに・・披露。
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by ishiken55 | 2007-05-27 23:15 | マジック ニュース | Comments(0)

『病院へ行こう』

◆ 二月に風邪を引いて以来、花粉症の季節が過ぎても、左側の喉痛が取れません。
何度か近くのクリニックに通い、抗生物質と痛み止めの薬を飲んだのですが、一向に改善せず、寧ろ悪化の一途を辿っています。~と言うことで、先週の火曜日に会社を休み、市内で一番大きい総合病院へ行きました。

外来の手続きをしてから、こういう総合病院は“待たされるのが常識”と思い、のんびりと持参した本を読んでいたら、30分程で名前を呼ばれ~少々想定外。担当は女医さんで、感じのいいお姉さんだなぁ~と思っていたら、いきなり鼻から内視鏡を差し込まれ、往生しました。治療薬として三種類の薬を処方して貰い帰宅、その後は静かに快方を願う日々を送っています。

◆ そんな訳で、その日の午後は、平日を家でゆっくりと過ごしました。
病院での待ち時間用に持って行った本は岩波新書の『定年後』。しかしこの本~病院で読むには余りにもシリアス過ぎて完全な選定ミス。病院には推理小説やマジック系などの現実離れした作品にすべきと悟ったのでした。そこで、帰宅してから「マジックを趣味にしていた作家は?」・・・というテーマで、書棚をチェックしてみました。

c0049409_2222794.jpg『月に吠える』詩人;萩原朔太郎氏(1886~1942)
自宅には日本詩人全集一冊のみ。先輩のT氏が大の朔太郎ファンだったので、“萩原朔太郎はマジックが趣味”と言うことを、大昔から聞かされて来ましたが・・本当なの?

推理小説家の草分け;江戸川乱歩氏(1894~1965)
初期の『奇術研究』には頻繁に紙面に登場されていますので、相当のマジックマニアだったのでしょう。晩年の探偵小説に『搭上の奇術師』なんていう作品も~。先月マジック仲間と散策した「谷・根・千」界隈で、時間が止まったような「乱歩」という喫茶店に入り、異様なジュースを飲みながら小休止しました。

c0049409_22242121.jpg浅草フランス座出身の作家;井上ひさし氏(1934~)
この方がマジック愛好家であるとの話を聞いたことはありませんが『月なきみそらの天坊一座』はマジックを知らないと書けないように思えます。浅草でマジックとの接点があったのではないかと勝手に想像したりして~。

随筆家で俳人の ; 江國滋氏 (1934~1997)
『わん・つう・すりー』の一部を読み返してみましたが、マジックキャッスルでダイ・バーノンに会った時の思いや、スライディーニ、ガルシア、それにチャニング・ポロックの話は、再読しても興味津々。でも、現在は娘の江國香織さんの方が有名人~?

◆ ところで、その病院・・十数年前、薬師丸ひろ子さん主演の映画 『病院へ行こう』 の撮影舞台だったことを同僚に聞きました。薬師丸ひろ子さんは私の好きな『時代』を歌っていたし、近作の映画『ALWAYS三丁目の夕日』でも、思い遣りのある奥さん役を好演していて、団塊世代にとっては相変わらず “いい女” です。

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by ishiken55 | 2007-05-21 22:35 | マジック エッセイ | Comments(2)

「幻燈」 と 「影絵」 と 「マジック」

会社や学会のプレゼンテーションが、O.H.Pからパソコンのパワーポイントに替わって、かれこれ6,7年になるでしょうか。その一世代前はスライド機。数十枚のスライドをパックにセットすれば、ボタンを押すだけで映像が切替わり、音声も同期するという優れモノを初めて見た時は、“凄い装置があるものだ!”と、びっくりしたものでしたが、それも遠い過去の事…最近の技術の進歩には本当に驚かされます。

そんなことを考えていたら、小学生の低学年だった昭和三十年代の初頭、子供向けの月刊誌の付録に「幻燈機」というモノがあったことを思い出したのでした。厚紙で箱を作り、その中に裸電球を入れて、襖の白い箇所に写した映像・・・それが、どんな画像であったかは覚えてはいませんが、鮮明ではない映像ながら~家の中に映像が写ることに、甚く感動した記憶が残っています。

“幻燈”は英語でmagic lantern と言うそうで、17世紀半ばにドイツで発明され、かなり高級な装置も造られたようです。しかし、動く映像の映画、そしてテレビの発達で、昭和三十年代の半ば頃から静止映像の幻燈は、子供の世界からも衰退して行きました。然しながら静止画は動画と異なるジャンルであり、その魅力も異にするものであると思っています。

テレビという多彩な番組を提供している映像メディアがありながら、子供達に紙芝居が未だに人気があるのも、静止画固有の魅力が存在する所以と言えるのではないでしょうか。私が二十代の前半に関わった影絵人形劇も、静止画(部分的には動きますが)と光の色彩を複合した映像メディアであり、画像の美しさという点では、それを超える彩光のスクリーンに出会ったことがありません。

c0049409_2232150.jpg◆今日は、ふと思い出した“幻燈”という言葉から、マジックを離れて、幼い頃や若い頃の思いに浸ってしまいました。お若い方には“お呼びで無い~”話だったかも知れませんね。掲載の写真は、昭和四十年代の中頃に、私のシナリオで製作上演した影絵人形劇の一場面です。




c0049409_22343384.jpg「幻燈」「影絵」「マジック」モノトーンでも良し、カラフルでも良し、生きた時代は異なるものの、光を巧みに利用して、映えるところが共通しているようです。
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by ishiken55 | 2007-05-14 22:47 | モノローグ | Comments(0)

「春連」~称賛

先週土曜(5/5)、関東大学奇術連盟主催「春の新入生歓迎発表会」に行きました。
タイトルに示されているように、大学のマジッククラブ(サークル)の新入生を歓迎するためのステージショーなので、団塊世代としては、静かに~且つ控えめに?若者の中に紛れ込み、大学生マジシャンのステージマジックを楽しんで来ました。
このショーを観賞するのは今回が3回目。単独の演技に関しては、今回ダントツに素晴らしかったように思います。“なぜ昨年とはこんなに違うの?”と思うくらい、正にマジカルな変容でした。個人的な趣向から、好印象の演目を挙げますと・・・

<第一部>
小林さん(法政・男子); 「シルク」
スピーディーで多彩な演技、そしてストーリー性もあって実に素晴らしかった。
荒木さん(明治マギー・女子); 「3本リング」
3本リングは最近の流行りですが、技に切れがあり雰囲気も新鮮でした。
大澤さん(東大・女子); 「カード」
技法が偏っていた感はありますが、ファンカードを取り入れていたことで好印象。
<第2部>
杉山さん(早稲田・男子); 「マスク」
マスクも最近よく観る演目ですが、変化が素早く、目を楽しませてくれました。
しらたまさん(成蹊・女子); 「四つ玉」
一つ一つの技の丁寧さ素早さ、そして美人度で~。
ふーちゃん(千葉・男子); 「ペイント」
この演技を子供会で演じたら最高にウケルことでしょう!

開催場所の赤羽会館には30分前に到着。学生さん達の若さで噎せ返る中に混じり開場を待っていたのですが、間に割り込んでしまった形の両隣のカワイイお嬢さんに声を掛けたら、T大マジックサークルのメンバーとのことで、色々と話を聞かせて貰いました。

『オジサンは連盟と関係があるの?』・・・『いいや、全く~』
『会場の前を歩いていて、ふらっと入ってしまったとか?』・・・『まあ、そんな所かな~』
『マジックは週何日活動しているの?』・・・『二日です。あとは好きな日に~』
『今、何を練習しているの?』・・・『ゾンビボールです!』
『周りを見回すと女子学生は美形が多いけど、サークルの入会に面接があるの?』
・・・『ありませんよ~!』
*いやいや、本当に素直でチャーミングなお嬢さんでした~ありがとう。

ショーが終わってから、会場に来ていた金沢在住のO君と今年社会人になったU君の二人の同門若手OB、そして十数名の現役学生と食事をして帰ろうと思い、赤羽駅周辺をウロウロしたのですが、余りに人数が多く、入れるお店がありませんでした。仕方なく解散し、7人のみでカレー店にて食事をしてから帰宅となりました。どちらかと言うとフレッシュな学生とマジックの話がしたかったのに~残念!!

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by ishiken55 | 2007-05-07 23:35 | マジック ニュース | Comments(2)

「時代」

◆ G・W中の“平日”の一昨日(5/2)、粗大ごみを引き取って貰うため、家から15kmの所にある市立のクリーンセンターへ行きました。3kmも走ると林や森となり、それを抜けると田植えが行われている田んぼ道。のどかな景色を眺めていると、普段は意識が薄いのですが、つくづく田舎に住んでいることを実感します。

帰宅後は、連休の“課題”~“庭木の剪定”に取り掛かったのですが、たった1本で息が上がり作業終了~後の20本を眺めては途方に暮れつつも、それ以上体を動かす気力が湧かず、仰向けに寝転んで、久し振りにCDで歌を聞きました。団塊オヤジ丸出しの選曲ですが、その中で余韻の残った歌声は・・・ c0049409_23413630.jpg
*西田佐知子・・・「コーヒー・ルンバ」
*南沙織・・・・・・「色づく街」
*大田裕美・・・・「木綿のハンカチーフ」
*南こうせつ・・・「夢一夜」
*紙ふうせん・・・「冬が来る前に」
*桂銀淑・・・・・・「そして今は夢」
*井上陽水・・・・「少年時代」
*夏川りみ・・・・・「涙そうそう」
*島谷ひとみ・・・「亜麻色の髪の乙女」
*そして、一番心に残ったのは~中島みゆき・・・
「時代」

中島みゆきさんと、お会いしたことは勿論ありませんし、コンサートを聴いたことさえないのですが、天才的な感性と表現力を持っている人であり、歌の世界に疎い私に取っては数少ないファンのミュージシャンのお一人です。

◆ 昨日(5/3)は憲法記念日。新憲法発布から60年、最近は改憲論議が盛んで、『「時代」に合った憲法を!』と言う意見も部分的には理解できるし、『憲法は少々のことでは変えるべきではない!』との意見もまた説得力があります。憲法は短い文章なので、我々国民は、この機会にもう一度憲法を読み直してみる必要がありそうです。

さて、硬い話はこの辺迄…昨日は神保町で本漁りをした後、銀座のクラブで上口龍生師のクロースアップマジックを堪能し、百年マジック談議をさせて頂きました。
龍生さんは、クラシックマジックの歴史を探索し、その一部を自らのマジックに取り入れたりしていて、“今、巷で流行り?の、奇抜な道具に頼ったマジック”とは、一線を画すプロマジシャンです。そしてステージ系・クロースアップ系が分化の「時代」の現在のマジック界にあって、双方のマジックに確かな基盤を持つ貴重なマジシャンであり、そこがファンとして惹かれる所以でもあります。

そんな時代があったねと いつか話せる日がくるわ・・・まわるまわるよ 時代はまわる 今日は倒れた旅人たちも 生まれ変わって歩き出すよ~♪
(中島みゆき 「時代」より)


*写真は市内の憩いの場(地名を書くと生息地が知れてしまうので、ご容赦を~)

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by ishiken55 | 2007-05-04 23:50 | モノローグ | Comments(8)