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「柏の葉」 のマジックショー

先日の日曜日(6/24)、案内状を頂いた『第9回 東葛飾文化祭 マジックショー』を観賞して来ました。開催場所は「柏の葉公園」の一角にある「さわやか県民プラザホール」、出演者は「柏マジッククラブ」の方々でした。昼頃まで、行くのをどうしようかと思案していたのですが、降る予定?の雨はまだ降って来ず、雨が降り出せばどうせ庭木の刈り込みはできなくなると決め付け、出掛けることに~

会場まで約30キロ、電車では不便な所のようなので、カーナビで目的地を設定して車に乗り込みました。会場の近くに差し掛かると「東大柏キャンパス」と書かれた看板が目に入り、千葉で“東大?”はないだろうと思ったのですが、今はクロスオーバーの社会、北海道に筑波大があってもビックリしてはいけません。

会場は三百席ほどで、小ホールという感じでしたが、スロープがあり観やすい座席は、既に九割方が埋まっていました。マジックの演技は全12演目。レベルの高いエリートマジシャンの方も出演されていましたが、多くの方はシニア世代になられてからマジックを初められたように見受けられ、舞台に上がった緊張感を持ちながらも、正に今マジックを心底楽しんでおられていて、微笑ましい思いがしました。

◆ その中で印象に残った演目は~
トップバッター~近藤セツ子さん 「フルカラー」
パラソルとシルクの演技・・テンポが良く、愛らしいアクトが印象的でした。
(でもこの方、若しかすると“いしけん”と同年代?~違っていたらごめんなさい)

美しさと気魄のマジシャン~松丸真理子さん 「白い妖精たち2007」
ハトとカードの演技・・ファンカードをスケール大きく演じていたのが良かった。
(というより、ファンカードの“いしけん”危うしです)

柏のアイドル~戸崎拓也さん 「スタートライン」
四つ玉の演技・・元々センスの良い若者なので、上手にこなしていました。
(徐々カジュアル枠から脱却し、アダルトの演技を拝見したいマジシャンです)

客席に座っていて、何となく落ち着いた気分になっていました。思えば、ここ三回のマジックショーは学生さん主催につき、客席も若者中心でしたので、シニアの自分が少々浮いた存在であることを感じない訳にはいきませんでした。今回は、客席を見回すと自分と同年代の方達が中心でしたので、自然に落ち着いた気分になれました。柏マジッククラブの皆様、楽しいマジックありがとうございました。

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by ishiken55 | 2007-06-27 23:03 | マジック ニュース | Trackback | Comments(0)

簡単なワン・ボール・ルーティン <パート2>

今日の記事はワン・ボール・ルーティンの2回目です。3つのパートの中で今回が一番難しいアクションであり、また見せ所でもありますので、焦らずにじっくりトライしてみてください。

現象のあらすじ
左拳上のボールを右手の人差指と中指で持上げ、それを客に示してから左手に渡しますが・・左手からボールが消えてしまいます。右手を前方に伸ばし掌を開くと、白いボールがその掌の上をコロコロと転がった後、人差指と中指の先端でピタリと止まって出現します。

アクション&シークレット
①左拳の上に載っているボールを、右手の人差指と中指で挟んで取り上げます。

②左手を開き何もない事を示してから、右手のボールを左手に渡しそれを握る動作をします。
(実際はボールを左手に渡さず右手掌に転がしパームしてしまいます) [写真 上]

③左拳を上方に持ち上げた後、拳を狐の形に開いてから、動作にアクセントを付けて表に返し、ボールが消えていることを客に示します。 [写真 中]

④右手を左前方に伸ばしてから、掌を確りと返しつつ目の高さ迄持ち上げます。それと同時にパームしたバールを掌の上を転がし、人差指と中指の先端でピタリと止めてボールを出現させます。
(最初にボールを取上げた時と同じ形に復帰することなります) [写真 下]

ps
④の箇所が一番重要なポイントです。
*左手にボールを渡す動作の後、右手は決して引いてはいけません。
*右手を開きボールを転がし出す時、ボールを指先で手繰り寄せてはいけません。技を大きく~美しく~表現するために、掌上をコロコロと転がる感じが重要です。

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by ishiken55 | 2007-06-21 22:27 | ボールレクチャー | Trackback(1) | Comments(0)

慶応のマジック発表会より・・・<学生マジックの今昔>

先週の土曜日(6/9)、慶応義塾大学奇術愛好会主催の第44回発表会 「Bar Gin Trick」 を観に、新橋のヤクルトホールに行きました。
一昨年、39年ぶりに慶応の発表会に行った折は、開演間際に訪れたため、最後方に近い座席になってしまったので、今回は開場の1時間前に漂着。前から3列目の“特等席”で、慶応ボーイズ&ガールズの楽しいマジックを拝見することができました。

◆発表会の演目は、1部と2部それぞれ7演目。ただしジャグリングやパントマイムなどが合計5演目あったので、ステージマジックとしては9演目。マジックを観る目的で来訪した者としては少々物足りない演目数に感じましたが、最近の学生マジックの発表会は同様な傾向のようです。その中で個人的に印象に残った演目は・・・
和妻(井岡さん、丹波さん)
扇子、和傘、そしてお面を使った男性二人の交互の演技。数回拝見した東大の和妻とは趣が異なり、華やかさも十分あって~とても良かったです。
シンブル(松浦さん)
使用する本数を抑え、繊細なカラーチェンジを取り入れた演技は、通常見慣れた学生のシンブルとは異質な内容で、新鮮に感じました。

c0049409_6592497.jpg◆私が初めて学生の発表会を観賞したのは昭和41年(1966年)慶応義塾奇術愛好会の家族会でした。
当時、慶応は学生マジック界の頂点と言われ、その言葉に相応しい内容のマジック発表会でした。前方の見易い席で、素晴らしい演技の数々を興奮しながら観賞していたのですが、後ろをヒョイと振り向くと、高木重朗氏がおられたりして、客席側も豪華な顔ぶれでした。そこで、今回とその発表会について、今昔比較をしてみることに~

①演目数は・・・22、9つ、明らかにマジックの演目数は減少傾向です。ただしのテーマを設けたMCの挿入は、幕間を楽しい雰囲気にして、良いアイディアと思いました。

②演者は・・・女性2割、女性5割、女性の進出が顕著です。男女半々が理想なので良い傾向ですが、女性はタキシードよりドレスで登場して欲しい!(勿論ミニドレスも大歓迎)

③照明&音楽は・・・光の使い方は比較にならないくらいの方が上手です。音楽は時代の反映なので甲乙は付けられません。演技と音楽が程好く同期している点も~引き分け?

ともあれ学生のマジック発表会は、時代と共に変遷しているのは確かなようです。
「昔は良かった!」 「今の方が上!」 とか言うよりも、“その時”の学生のマジックを、如何に楽しむかが、大切なのだと思った次第であります。

◆ 終演後、いの一番で会場を出ました。外は小雨がポツリ~ポツリ。横を見ると落ち着いたロマンスグレーの紳士が四人。その中に著名なマジック研究家の二川滋夫さんがおられたので、今回の発表会に訪れた長老組の慶応OBの方々のようでした。
これから、旧交を暖める場所を相談されているようでしたが、長老が先陣を切って会場を後にする時は・・・(この先は想像の域につき“割愛”)
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by ishiken55 | 2007-06-15 21:14 | マジック ニュース | Trackback | Comments(2)

エニシの糸

c0049409_1285878.jpg東京と言っても「下町」育ちではなく、「武蔵野」の雑木林育ちなので、「下町」という響きに、心の奥底で憧れを抱いているようです。 そんな心情を見透かされたかのように、書店で目に入った 『東京「下町」散歩地図』 なる見出しに、つい釣られて・・・「一個人 7月号」を買ってしまったのでした。
*萩本欽一が案内する浅草の今昔 *荷風の愛した浅草探訪
*浅草の新名所


◆ 学生時代、学校から浅草は近かったのに殆ど訪れていません。 仲見世や六区には1,2度足を踏み入れたに過ぎません。ただ、東武浅草駅と一体の「松屋デパート」には数度行った覚えがあります。その目的は、そこに「天地」のマジックショップがあったからでした。

「天地」は、当時のマジックショップの二大勢力であった「天洋」と「JMA」とは、一味違う商品のラインアップで、独自性のあるマジックショップでした。
社会人になってからは六区を訪れることが増え、三十代中頃迄は、しばしば出没しました。特に二十代の後半、学生時代に知り合った漫談家の牧田博さんとの再会で、松竹演芸場(現在ROXが立地)に何度か見物に行った記憶があります。

その他、この雑誌には~
*<散歩道>;深川、上野、両国、谷中(喫茶店「乱歩」も登場)、向島、柴又
*<食事所>;どぜう、すき焼き、うなぎ、もんじゃ、トンカツ、色々な丼物
*<文士旧宅>;森鴎外、樋口一葉、夏目漱石
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「深川」~「駒形どぜう」~「樋口一葉」は、特に訪れてみたいです!

◆ 「天地」の事から当時のマジックショップのカタログを探索。その甲斐あって?「天地」の他「日本奇術連盟(JMA)」、「天洋(現テンヨー)」、そして「力書房」の昭和36~42年頃の総合カタログが出て来ました。その中で一番古いカタログは・・・赤い表紙のA5版20ページ、日本奇術連盟 カタログNO.1 [昭和36年1月1日発行]でした。

その中に「エニシの糸」と言うマジックの道具が載っていました。英語で「THE CHANESE STICKS」と書かれています。そうです、チャイニーズ・ステッキです。でも、この道具の記憶がありません。チャイニーズ・ステッキは、私が42年前に初めて手にしたマジック道具なのですが、それは天洋製でした。なぜ「縁の糸」でなく「エニシの糸」としたのだろう?

価格は小型;400円 標準型;800円。半世紀前からの物価上昇は5~6倍というから、少々お高い。でも、当時のバイスクルのカードは、一日のアルバイト代と同じ六百円もしたのです。それ故、昔のマジシャンがカードを大事にしたのは当然のこと。そのことが無意識の内に足かせとなっていて、今も“カードを破く”マジックを演じることができません。

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by ishiken55 | 2007-06-10 12:32 | マジック エッセイ | Trackback | Comments(0)

簡単なワン・ボール・ルーティン <パート1>

以前、記事の中で書いたと思いますが、「四つ玉」はマジックを始めて最初に取り組んだスライハンドマジックでしたので、今でも心の片隅に思い入れの古酒が残っています。先月、春連で女子学生が凛々しく~美しく「四つ玉」を演じるのを観たり、マジッククラブの会合で「四つ玉」談議をしながら白いボールを少々転がしたりしたのが“呼び水”となり、「四つ玉」への思いが、またムクムクと入道雲のように膨らんで来てしまいました。

そこで今回、一つの玉だけを使用する簡単なボールマジックのルーティンを掲載する事にしました。3回に分けて掲載の予定ですが、全体としては一分にも満たない演技内容です。「四つ玉」を演じた事のない方でも容易に出来ますし、これ一つでいっぱしのマジシャンに見られる事も可能です。ユリさんも~フクちゃんも~ミツグくんも~トライしてみませんか。

準備すること
3~5センチの白いボールを一つ(四つ玉用のボールがベストですが、ピンポン球やゴルフの練習用等、どのような素材のボールでもOKです)。それを右手の掌に隠し持ちます。
現象のあらすじ
左手そして右手の掌を客に見せて、何も無い事を示してから、左手を拳に握り右手で左拳から何かを引上げるアクションをすると、左拳の上に白いボールが、むくっと出現します。
アクション&シークレット
① 右手で左手を指しながら、左手の掌に何もないことを客に示します。[写真 上]

② 今度は、左手で右手を指し示しながら、右手の掌に何もないことを客に示します。(アクションは左手から開始し、正面で左手と右手が一瞬重なった時、右手のボールを左手に移してしまいます) [写真 中上]

③ 正面を向き左手を拳にして、右手は左拳の上に移動させます。[写真 中下]

④ 右手で左手拳から何かを引き出す仕草をすると、左手の拳の上に白いボールが出現します。(左手の親指を拳の下に持って行き、ボールを拳の上に押し上げようにしてボールを出現させます) [写真 下]
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by ishiken55 | 2007-06-03 10:59 | ボールレクチャー | Trackback | Comments(0)