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東京見物

c0049409_22594174.jpg先週土曜日(7/21)、思い掛けずも~東京・丸の内から出発する 『スカイバス TOKYO ツアー』 という二階建てオープンバスで~皇居~官庁街~銀座~を巡る50分の周遊観光バスに乗ることに相成りました。

当方は茨城の住人なので、お会いした知人が東京の中央は物珍しいのではないかとのご配慮により、車上人となったのですが・・皇居を一周したことはありませんでしたし、国会議事堂を拝むのも数十年振り、また銀座通りを高い目線で眺めるのはとても気持ちの良いもので、東京の目玉の広々とした美しい景観を、新鮮な気分で楽しむことが出来ました。

皇居周辺は松の木などの緑が植えられ、お堀の水がその緑をより引き立てている風景の中、皇居へ向う途中にチラッと見えたパレスホテル(11年前に開催の出身マジッククラブ30周年記念パーティ会場)や、官庁街を抜けたお堀端に建つ第一生命ビル(戦後にGHQ本部が置かれていた建物)なども、時の流れを辿りつつ感慨を持って眺めておりました。

ところで・・7月29日は参議院選挙の日です。△□候補をよろしく!~などと呼び掛けると選挙違反になりますので、当然書きません。私は、月曜日に「“期日”前投票」をして来ました。(くれぐれも“奇術”と間違うこと無かれ!)このおうちをご訪問の皆様も、明後日は国民としての権利を行使されることと思います。

話が変わりますが・・東京見物をした日、知人の女性ライターと会う前に神保町の書店で数冊のマジック書を購入しました。その一冊は昭和31年力書房発行の坂本たねよし氏と柳沢よしたね氏の共著 「奇術特選20題」 の“初版本”です。この書を読んでいて、巻末の「詩吟手品」の中にチョット粋な文が記載されていましたので、その一節を転記させて頂きます。

c0049409_2342318.jpg (1)放下珍吟―その1(ハンケチの巻)

  人生五十、奇術また楽し。

   一片の布、翻せば玉となり、

    万里の清風、これにあたって散る。

     この道 今人 知らば まさに桃源。


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by ishiken55 | 2007-07-27 23:23 | マジック エッセイ | Comments(0)

簡単なワン・ボール・ルーティン <パート3>

ワン・ボール・ルーティンも3回目となりました。そして今回がその最終回です。今回はアクションの“切れ”が重要なパートです。顔の表情も大事ですので、鏡で動作と表情をチェックしながらチャレンジしてみてください。

現象のあらすじ
右手の人差指と中指で挟んでいるボールを一旦左手の拳の上に置き、そのボールを右手で掴み上方へ放り上げると、ボールが消えてしまいます。ボールは何処に行ってしまったのかと思いきや、何とズボンの左ポケットから出現します。

アクション&シークレット
①右手の人差指と中指で挟んでいるボールを、左手の拳の上に~そっと置きます。

②右方向に体の向きを変え、右手を逆手にして、左手の拳の上に載っているボールを掴みに行きます。 [写真 上]

③右手はボールを掴むや否や、ボールを上方に放り上げます。すると・・・ボールは何処かに消えてしまいます。
(右手でボールを掴む動作のもと、左手の拳を少し緩めボールを左手の中に落としてしまいます。そして、右手でボールを放り上げる仕草に併せ、ボールをパームしている左手の掌も開き、左手にもボールがないことを暗に示します) [写真 中]

④上を見て、「あれあれ?ボールが消えてしまった!」という表情をしてから、上着の内側と外側をチェックする動作をします。

⑤左手でズボンの左ポケットの上を触り、「ポケットの中に、何かあるぞ!」という表情を示してから、左手をポケットの中に入れ、ボールを取り出します。
(ポケットに左手を入れたら、パームボールを一旦ポケットに落とし、それを人差指と親指で拾い上げると、如何にもポケットにボールが入っていた様に見えます)

ps
これにて“簡単なワン・ボール・ルーティン”の解説は完結です。各パートの練習を十分した後、通しの練習へ移ることをお奨めします。なお、全体の演技時間は50秒が目安になります。また、このルーティンを単独で演じてもよいですし、「四つ玉」の心得がある方は、この後に“四つ玉のルーティン”をつなげてもよろしいかと思います。因みに、私の使用しているボールは42.5mmの木製です。 [写真 下]
自分の手にフィットするボールを探し歩くのが、楽しみの一つになって頂ければ幸いなり。

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by ishiken55 | 2007-07-21 11:57 | ボールレクチャー | Comments(0)

モンスーンの季節に・・・

日本語と英語の発音が良く似た言葉として、しばしば取り上げられる台風とタイフーン。今日その台風4号が関東地方にもやって来そうでしたが、幸い進路が少々逸れてくれました。

c0049409_1520760.jpg◆ 通常でも、この時期は高温多湿の日本列島。二十年以上前のことですが、和辻哲郎氏の著書「風土」で 、『赤道付近で生まれたモンスーン(季節風)が、熱暑と湿気を日本列島に向って吹き付けることで、高温多湿な日本独特の文化が形成され・・・』 とする日本文化論を読んだことがあります。その内容、全面的に納得しうるものではありませんでしたが、日本の梅雨時は、誰しもが不快に思う“高湿度の季節”であることは確かなようです。

今は仕事といえば・・・殆どパソコンのキーを叩いて書類を書いていますが、ほんの一昔前までは、シャープペンシルを握り締めて図表や図面を書いていました。私の愛用のシャープペンシルの芯は『0.5ミリのHB』。同じ芯を使っていても、乾燥した冬と湿度の高い梅雨時では、全く鉛筆のノリが違います。そして「ペンシルの書き具合で湿度が測れたよ!」とまで言ってしまうと~ちょいと嘘くさい?

ところで、“鉛筆”という言葉、明治期の訳語で、当時から鉛(なまり)は入っていなかったようです。現在鉛は公害元素に指定されていますので、“鉛”の字が入る名称はイメージがよろしくありません。“艶筆”とか“縁筆”とかにしたら如何がものかと~ご提案!

トランプに取っても・・・梅雨時は最悪の季節です。ファンは均一に開いてくれませんし、隣同士が変に纏わり付いて手に負えません。この現象がなぜ起きるのか~真の理由を知りません。どなたかに、潤滑工学?物理学?どちらでもよいので、原理を解明して欲しいものです。

◆ 昨日、一週間前に衝動買をした『大人の科学マガジン』の工作ふろく“ピンホール式プラネタリウム”を2時間掛けて組立てました。この工作をして驚いたことは、小さいドライバーとハサミだけで組立てられたことです。私の子供の頃の工作は、少なくとも接着剤や半田付け、チョット凝った物はノコギリ、カンナ、そして塗装を必要としたものでした。

夜、部屋の電気を消して、作りたてのプラネタリウムのスイッチを入れたら・・・外は雨なのに、12畳のリビング全体が無数のが煌めく天空となりました。季節、地域、方角、そして時間を設定すれば、実物と同じ星空が見られるとのことなので、トランプから離れて~このオモチャで数日は楽しめそうですよ。

*このプラネタリウム工作は2005年11月初版ですので、既に1年半が経過しています。マジック道具もそうですが、コンセプトが確りした商品は人気が継続する一例と言えます。
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by ishiken55 | 2007-07-15 15:40 | モノローグ | Comments(0)

W君の 「5枚のカード」

昭和41(1966年)の初夏のことですから、もう41年前のことになるでしょうか。2才年下のW君が、ミリオンカードの中の一節「5枚のカード」を試演したときのことです。

5枚目のカードは・・・
「掌の表を見せて~掌の裏を検め~また表に返してから、徐にカードを取り出す」
というのが当時の解説書の手順だったのですが、W君の5枚目のカードは・・・
「掌の表を見せて~掌の裏を検め~また表に返すときに、バシッとカードを出現」
させたのです。

ということは、通常よりワン・ショット少ないのです。たったそれだけのことなのですが、それがとても新鮮に映り、感動した記憶が今も残っています。
今日は、その時W君が演じた5枚目のカードの出現手法を掲載することにします。

<前アクション>
4枚目のカードを左手に渡すとき、左手の3枚のファンの裏に隠していた5枚目のカードを、右手にバックパームしてしまいます。 [写真 上]
(ただし、そのカードの向きは掌側がフェイスとなるようにします。そうするには3枚目を左手に渡す時、5枚目となるカードを左手にシフトする方法に秘密があるのですが、解説文が長くなってしまうので省略します。ご想像くだされたく・・)

<本アクション>
①右手の掌を客に向け、何も無いことを示します。 [写真 中上]

②右手の掌を返し、裏にも何も無いことを示します。 [写真 中下]
(これはミリオンカードの基本ですから、説明の必要はないでしょう)

③右手の掌を客側に戻すとき、右手の親指をパームしているカードのフェイス側に当て、押し上げるようにして5枚目のカードを表向きで出現させます。 [写真 下]
(右手の親指を深く挿入し、カードが高い位置で出現するようにします)

*これは紛れもなく当時W君自身で考えた手法ですが、私は後年ミリオンカードのステージで同じようなやり方でカードを出現させる演者人を観たことがあります。
この手法はチョットした“思いつき”ですので、同じことを考える人がおられても不思議ではありません。マジックは些細なアイディアがオリジナリティを生み出すという例として、今回この手法を掲載した次第であります。
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by ishiken55 | 2007-07-09 22:13 | 色々 レクチャー | Comments(0)

「ファイナルスウィッチ+α」 を楽しむ

c0049409_2314776.jpg「マジックスウィッチ」という東京のマジックサークルをご存知でしょうか。固定の開催場所を持たず、参加者もフリー・・・という大変ユニークなサークルです。その集まりに先日の日曜日(7/1)、1年2ヶ月ぶりに参加しました。私が「マジックスウィッチ」を訪れるのは3回目。そして、今回が第二期の“ファイナル”とのことで、解散パーティーと発表会が華やかに催されたのでした。

今回の開催地は蔵前なので、どのルートで行こうか迷ったのですが、北千住で東武線に乗換え浅草に出ました。そして浅草駅前の「神谷バー」や駒形橋の「駒形どせう」を見遣りながら、10分程で開催場所の「かやの木会館」に到着しました。

◆ 軽食とソフトドリンクのパーティーから始まり、自由な歓談の後~前面に立派なステージがオープンし発表会となりました。クロースアップ系とステージ系それぞれ6名の方が出演され、工夫を凝らした演出と奇抜な衣装などで、いつも以上に気合の入ったマジックの数々を2時間以上に渡り披露してくれました。その中で個人的に特に印象に残った演目は・・・
*見事なハンドリングの・・・HIROさんの“コイン”
*語りが何とも愉快な・・・サイトーさんの“カード当て”

◆ 次に登場したのはゲストのさとるさん。今週SAMダラス大会に参加されるとのことで、その演目を英語で演じてくれました。クロースアップマジックでありながら、スケールの大きな内容は見応えがありました。(同県人として、SAM大会での活躍を期待しています)

◆ これで今日のスウィッチは終了と思ったら、何と~スペシャルゲストとして~マーカ・テンドー師が突如登場。シガレット、リング、そして十八番のカードマニピュレーションまで30分近いステージを披露してくれたのです。
ステージ後、テンドーさんから 「いしけんさんがいるとは思わなかった」 と言われてしまいましたが、ビックリしたのは当方で、正に“棚から牡丹餅”のプレゼントでありました。

今回の会場は実に盛況でした。また、初対面の同世代四名の方と名刺(マジック用)交換をさせて頂いたりして、以前よりもシニアの方々が多く参加されているように感じました。
さてさて、“ファイナル”の後、“マジックスウィッチ”は、これから何処へ・・・

ps
会場内の撮影が禁止でしたので、「マジックスウィッチ」の催しの写真はありません。代わりに、東武浅草駅前の『浅草一丁目一番地』にある「神谷バー」と、家の近くにある「神谷シャトー」の写真を掲載します。創業者の神谷傳兵衛は明治時代に日本で初めてワイン醸造を始めた人です。傳兵衛秘伝のブランデー風のお酒「電気ブラン」をご存知ですか?

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by ishiken55 | 2007-07-03 21:54 | マジック ニュース | Comments(2)