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「5 スーツ」・・・(副題;5人のお客を弄るカードマジック)

複数の観客に参加して貰うカードマジックは、以前に『エジプトの秘密』と題する作品を掲載('05.08.28)しました。この種の作品は、多くの客が一つのマジックの中に入り込むことで、演者とアクトをされた方との間に親近感が増すと共に、お客さんの脳襞にその時の体験が後々まで強く印象として残るようです。今回は久し振りのカードレクチャーとなりますが、基本原理はメンタル系の簡易な手法を用い、5人の客が直に参加することにより、ナックルボール的な面白さを醸し出す多人数参加形の試行作品 『5ファイブスーツ』を掲載します。

<作品のあらすじ>
① スペードとハートのA~5をデックから抜出し、テーブルに並べます。 [写真左]
② 演者がスペードのカードを持ち、ハートのカードは5人の客に1枚ずつ持って貰います。
③ 最初に演者が1枚のカードをテーブルに伏せて置きます。そして「このカードと同じ数のカードをお持ちの方は、私が置いたカードの横に伏せて置いてください」と言います。ここで、客が“もじもじ”していたら、「さぁ~直感でよいのですょ」と告げ促します。その助言により、1人のアクティブな客が、まず最初に自分のカードをテーブルに置く筈(?)です。
④ 演者は③と同様に、1枚のカードを抜き出し初回に演者が置いたカードの上に裏向きで載せ、次に客の1人に先ほど別の客が置いたカードの上に手持ちのカードを置いて貰います。 そして、この動作をカードが無くなるまで(その前で止める場合もあり)繰り返します。
⑤ 演者は「私がカードを置いた後、皆さんにそのカードを予想して手持ちのカードを置いて頂きました。では、これから置かれたカードが一致しているか確認してみましょう」と告げ、演者が置いた山と客が置いた山から1枚ずつカードを表に返して行きます。 [写真右]
⑥ すると・・・全てのカードが見事に一致して表れます。

<シークレット>
ネット上での“種明かし”は色々と差障りがあり、最近は避けることにしています。
上記の“あらすじ”だけで大多数の方はご理解できるものと推測しますが、折角お読み頂いたのにゴールに辿り着けない方のために、ヒントを5つ記しておきます。
5人の客が、どのカードを持ったかを確りと記憶。
(易しい方法は客の並び順に手渡す。記憶に自信があれば自由選択がベスト)
演者が最初に置くカードは、客に置かれる確率が一番少ないカードを選定。
(一般的には4か、客の年齢・性格を捉えて瞬時に判断~って難しいかも?)
2回目以降に演者が置くカードは、前回客がテーブルに置いたカードを選別。
(何気なく、自由選択している振りをすることが重要!)
演者が最初に置いた数のカードを客が置いたら、テーブルへ置く行為は中止。
(客が4枚目で置いたら、5枚目はテーブルに置かずに残りの客のカードと照合)
演者側の一番上のカードを捲る時のみ、簡単なテクニックを行使。
(最近話題となった佐藤総氏作「card magic designs」のデモ映像が糸口)

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by ishiken55 | 2009-01-30 21:12 | カード レクチャー | Comments(0)

亀有のマジック・ボランティア~無事?終了!

一昨日(1/22)は、ボランティアで亀有駅前のデイサービス施設『なごやか亀有』を初訪問。出演者は、NPO生活サポーター東京(生サポ)理事長で司会進行役・青山さん、同理事で神田界隈の有名人・風船おじさんこと高瀬さん、何故か皇居通のマジシャン・KAさん、そして常磐沿線がホームのローカルマジシャン・いしけんの合計4名。それぞれ15~20分を担当し、40名程のお年寄りと職員さんの前で、約1時間のマジックショーを披露しました。

デイサービスでのマジックは初めての経験につき、周囲の方に相談した所「現象が過激な演目や記憶を要する演目は避ける。お金や食べ物を絡めたマジックは受けがいいよ。」と言われました。熟々慮?の末、下記のサロン作品を演じることに~。

c0049409_15285050.jpg①シルクになるロープ(未使用の冬眠グッズを洞から発掘)
②鉢に咲く花(居間のインテリア?をウォンドに押し込む)
③チャイニーズ・ステッキ(自製に代え市販で大人しく?)

④リングとロープ(お色気溢れるピンクの紐でチャレンジ)
⑤3本のチェーン(三十数年前のグッズがしぶとく再登板)

⑥雑誌から千円札(『トリックの心理学』からチャカリと借用)
⑦千円札のカッター(昨年の師走の余韻が尾を引いて~)
⑧ファンカード(上手下手に関係なく、最後は好みで〆!)

ほぼ予定した通りの演技を行うことが出来たのですが、1つだけ大事な忘れ物・・
②の中でウォンドの“消失・出現”を演じる予定だったのに~ロープが赤いシルクに変化し、そのシルクからウォンドが出現し、シルクを帽子の中に置いた時、無意識に花鉢を取り上げていて、そのまま花の出現へ。その結果~ウォンドの演技が飛んでいました。ささやかながら企んだウォンドデビューは敢えなく不発弾と化し、指間には空棒?だけが残ったのであります。

今回ボランティアの訪問をして、(介護の一形態であり)介護を必要とするお年寄りに、日帰りで入浴・食事・レクレーションなどを供する老人福祉法に基づくデイサービス施設の実態を知る良い機会になりました。入居式の介護ほどではないにしろ、施設を利用するには、それなりの費用が掛かる訳ですし・・・また介護作業はキレイ事では済まされませんし・・・介護される方もする方も大変です。自分自身そう遠くない将来にお世話になるかも知れません。精々元気なうちに、ボランティア活動をしておかねばと思った一日でありました。

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by ishiken55 | 2009-01-24 16:06 | マジック ニュース | Comments(0)

新春・三奇譚

c0049409_14224823.jpg酒浸りだった松の内も過ぎ、晴れやかなクラブの新年会も終わり、厳かに三回目の成人式(?)を迎え、先の週末は横浜の中華街で催された『新春・奇術を語る6人の会』のマジック談義に参加し…気が付いたら今月も半分以上が経過していました。齢と共に、時の経つ速さを実感しています。そんな“時”の流れの中で出逢った印象深い三つの事蹟を、自身のために記しておくことにします。

<その1>
所属クラブの新年会で譲って頂いたのファンカード2組。その一つはかなり古いモノながらカードの絵柄に見覚えがあり、マジック古書をチェックしたところ…昭和26年(1951年)発行の『奇術種あかし』80ページに掲載の絵柄一つと一致しました。そのページに「次図は筆者の考案したファンカードである」と書かれているので、著者の柴田直光氏のデザインによる物と思われます。でも…何処で誰が製作したのかは~“藪の中”
<その2>
先週の横浜での歓談で、地元メンバーのフレクサゴン博士から、6角形(4及び8以上の多角形も~)の紙片を裏返す毎に面の図柄が次々と変化するフレクサゴン(ヘキサフレクサゴン)の現品を多数見せて頂く。その研究レベルは宇宙人かと思うほどの圧巻でした。博士からはサンプル図を含む百数十枚に及ぶ資料とフレクサゴン数点をお土産に頂戴し~“感激しきり”
<その3>
現在の自分に取りマジカルテクノの師であるK氏、新年会と例会で既に今年に入って二回もプレゼンやレクチャーを授かっているのに、横浜の集いでも11種の解説文と共に、魅力的な消滅パズルの現品を多数拝見させて頂く。新年会では『消える美女』のプリントを配布されているので早く製作しなければと逸り焦る心肝。全ての粋な作品が創作と知り~“更に敬嘆”

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by ishiken55 | 2009-01-18 15:08 | マジック ニュース | Comments(0)

マジッククラブ(TAMC)の新年会から

昨日(1/10)は、東京アマチュア・マジシャンズ・クラブ(TAMC)の新年会に出席しました。会場は有楽町駅前の「外国人記者クラブ」。正午から始まり…新会長の挨拶・乾杯・会食・新春イベント・オークション…凡そ3時間に亘り、楽しいマジカルなひと時を過ごしました。

新春イベントでは、洒落たマジックやトークも良かったのは勿論なのですが、氣賀康夫氏が製作された影絵映像「トランプ物語」のプレゼンは印象深く心に残りました。日頃カードマジックに親しんでいても、トランプの…枚数・マーク・絵札(それぞれの微妙な違いや意味)…の成立ちをすっかり忘れておりました。それを思い出させて貰うと共に、自分自身が若い頃マジックを蔑ろにして影絵劇にのめり込んだ一時期があったことも、懐かしく脳裏に蘇りました。

“いしけん”の影絵にも興味がある方は、お暇な時に下記へお立ち寄りください。
*2005.04.23付の記事― 「ポプラの会」 という人形劇サークルがありました。
*2007.05.14付の記事― 「幻燈」 と 「影絵」 と 「マジック」

「トランプ物語」の温かみのある優艶なナレーションは膳場貴子さん、そしてシンプルなや透明なトーンの音楽に関係スタッフの品の良さを感じます。…という訳で、DVDを入手しました。でもこれは会員のみへの頒布で非売品~?
(期待を持たれた方、ゴメンなさい!)

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by ishiken55 | 2009-01-11 15:04 | マジック ニュース | Comments(0)

謹賀新年・・・<小説とトランプ手品の関係は?>

c0049409_21491967.jpg新年 あけまして おめでとうございます。
今年も早4日目となりました。年末から正月三箇日に掛けては、元旦の日本テレビ「笑点!お正月スペシャル」でナポレオンズに遭遇した以外、マジックに触れずに過ごしました。正月にマジック番組が無いのは寧ろ自分には好ましく思え、穏やかな正月を過ごす事が出来ました。

今年最初に購入した本は、先月(12/12)ポプラ社から出版された『百年小説』。森鴎外から太宰治まで、51人の作家による傑作短篇集です。税込み6,930円と少々高価でしたが、 “マジック書の値段を思えば・・・”の一念でゲット。

ふと心に浮かんだのですが~小説トランプ手品には似た要素があるようです。
*作品は短編から長編まで色々で・・*表現手法は作者の個性により様々・・
*優れた作品は後の世に継承され・・*新しい作品は当代の生絵でもある。

今年のマジックのモットーは「温故知新」です。新しいマジック図書を買い漁るのを少し控え、この数年に買込んだ新本や古書を読み返してみようと思っています。
右の立体は最近入手した古書に載っていたので、ハガキを切って作ってみました。

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by ishiken55 | 2009-01-04 22:47 | マジック エッセイ | Comments(0)