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今週火曜日(5/26)の未明、この半年間闘病されていたプロマジシャンのマーカ・テンドー氏(本名:藪下隆男さん)が亡くなられた。私とは同じ干支ながら一回り若く、余りにも早いご逝去に、深く哀悼の意を表すると共に、人生の惨さを感じずにはいられません。
茨城に住むようになり、長閑な自然の中でローカルマジシャンを享受していた私が、気紛れからこのブログを開設し、初めてリンク付けをさせて貰ったのが「マーカ・テンドー公式サイト」でした。また、4年前のテンドー氏主催「第一回マーカ・テンドー マジックコンベンションinつくば」への参加が、マジック関連の行動範囲を広げる切っ掛けを作ってくれたように思います。 その後もテンドーさんの華麗なカードマニピュレーションを見る機会は何度かあり、また筑波大MCのマジックショー等で観客同士として出会うこともありました。それでも、お会いした回数を数えてみると、両手で足りてしまいます。近隣に住む著名なプロマジシャンと、そのシニアファンという関係を、これからも深めて行きたいと思っていただけに残念でなりません。 このブログ内の「検索」にマーカ・テンドーさんの名を入力したら、21件の記事が抽出されました。恐らくこの「ちいさいマジックのおうち」に一番多く登場されて来たプロマジシャンでしょう。マーカ・テンドーという世界を渡り歩いた正統派のマジシャンが、茨城県つくば市に住んでおられたことを、周囲のマジシャンに語り継いで行こうと思います。ご冥福をお祈り致します。 ![]() ▲
by ishiken55
| 2009-05-30 13:00
| マジック ニュース
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(購)昨年5月に開催された所属クラブのクロースアップ大会で、92才のYさんが演じるのを拝見し、興味を覚えた「袋玉子」。先月外部のマジッククラブの会長さんのご好意で、その道具を購入することが叶った。道具と言っても小さな正方形の袋。黒のシンプルなデザインは使い良さそうだし、見た目にも品があり気に入っている。Yさんも~道具を提供して頂いた方も~共に高木重朗氏の直伝とか。入手した解説はイラストのみなので、少々心細い。
(乞う)今年93才になられたYさんに、「袋玉子」に使う玉子の処方の伝授を乞うたら、今月GW明けに“玉子”を6個も頂戴してしまった。口頭では理解しがたいと思われたようで、芸術的と言っても過言ではない完成品を作って来て下さったのだ。何か凄いプレッシャーが掛かって来て、じっとその“玉子”と睨めっこ。Yさん曰く「中身は食べたから、気にしないで~」と言われた。末永くお元気でいて欲しい。 ![]() 急がず~焦らず~チャレンジして行こう。 ※40年前の「袋玉子」品を記しておきます。 ①J.M.A(1967年)・・・・「袋たまご」;360円 ②天 地(1967年) ・・・・「卵の袋」;400円 ③トリックス(1976年)・・「タマゴの袋」;400円 ④天 洋(1968年) ・・・・「謎の袋と帽子玉子」;1,600円 (金属カップとのコンビ) ⑤力書房(1968年)・・・・「謎の袋と帽子・卵」;1,200円(同上) 商品名も色々あっておもしろいけど、「袋玉子」がないのはなぜ? ![]() ▲
by ishiken55
| 2009-05-24 21:20
| マジック エッセイ
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先日、近所の古書店で偶然目に入った谷崎潤一郎作 『鍵』初出版本…五百円と廉価だったので買い求めました。この小説は四十年前に読んでいますが、それは新潮文庫。初版には文庫には無い棟方志功の版画70枚が掲載されていて、それをじっくり見たかったのが本を入手した本音です。その絵を眺めていると「イリューション」をしている場面に出合いました。前後の文章を読むと…風呂場で倒れた女性を男女二人が介抱している場面でありました。
自宅のポストに入れられていたKUMON教室のパンフレット…部屋の隅に置かれた資源回収袋へ直行する前に、何気なく 『オオカミくんとリボン』と題する童話のページを開いたら、オオカミくんが太い紐を使って結び目を二つ作り、「ロープマジック」をしている挿絵が載っていました。でも上の文章を読んでみると…オオカミくんはリボンを結ぶ練習をしていたようです。 う~む、当方の精神が少々病んでいるのかも知れない・・・。 ![]() ![]() ▲
by ishiken55
| 2009-05-17 12:31
| モノローグ
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![]() 今回一年間の購読発注をして、1冊当たりの単価は六百円程。為替の情況にも依りますが、一般雑誌並みの価格です。東京堂書店発行の季刊誌「ザ・マジック」が休刊まで後1冊。会員制のマジック冊子は存在するものの、書店で購入できるマジック誌が途絶える今、米国の『Genii』誌に触れて、「奇術研究」~「ザ・マジック」~に続く日本のマジック誌が、近い将来、より良い姿で再刊されることを願っています。 ![]() 1、七歳 この芸において、大かた七歳を以て初めとす (猿楽の芸は、大体七歳を稽古のし初めとしている) <中略> 7、五十有余 この頃よりは、大かた、せぬならでは手立あるまじ (五十歳過ぎからは、一般的には演じないということ以外には手段もあるまい) 『これじゃ自分はどうしたら良いの?』 と一瞬思い......その次に、 『人生五十年の当時と違い、今は人生八十年だから!』 と理屈を付けてはみたが、 『いや待てよ。当時も今も五十代のフィジカルなレベルはそう変わらない筈』 と思い直し、この世阿弥の言葉は今も生きているのではと。マジックの世界に限定すれば、若い頃から修練を積んで来たテクニカル面や容姿の見栄えは、五十代を境に衰えるのは必然。故に、今迄の道(演技手法)は断念し、別の道を探せということかと…独善的解釈。 ▲
by ishiken55
| 2009-05-10 18:52
| マジック エッセイ
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![]() その直後…目元涼やかなお嬢さんに「いしけんさん~」と声を掛けられる。その癒し系の笑顔は先日出身クラブ初の女性リーダーになったK嬢、現役の部員10名ほどを引き連れて来場との事。そうこうするうちホールに入場して、中通路を挟んだ最前列に着席。ひょいと後を振り向くと、何と出身クラブの若手汐入OB五人衆。これ幸いとバッグの底に忍ばせたウォンドを、やおら取り出し教えを請うも、衆目の面前につき窘められ、棒は敢え無く元の鞘へ逆戻り。 今回の春連は、第一部・第二部~各々6名(組)の合計12演目、内10名(組)が2年生。そのためか、ずば抜けたレベルの演者は居ませんでしたが、約一年のマジック経験と考えれば、各出演者共りっぱな演技であったと思います。その中で印象に残った演技は・・・ ■ 入江健也さん(早稲田)の 「ペイント」 “手”を主役に織り成すペイントのアイディアは新鮮で秀逸。 ■ とおるさん(筑波)による 「ウォンド」 風船からウォンドへの変化が面白く、ロング棒も簡潔な美技。 ■ 酒井莉奈さん・吉田彩さん(慶應)の 「和妻」 小柄な女性の“大和妻”は初見につき感動モノ。(昨秋の三田祭で、この人ミタょ) ■ 杉山隼平さん(法政)・中山彰子さん(明大マギー)ペアの 「司会」 凸凹 コンビの楽しいトークは今回の一押し、否…春連5連拝のイチオシかも? 終演後、マジック愛好家のお三方と近くの居酒屋で、暫しマジック談議を愉しみました。そのお一人はミリオンカードの名手で東京マジックの庵室⇒マジック ラビリンスへの寄稿を初められた古川氏、今後その奥義開示が期待されます。氏に見せて頂いた『グリコ・マジック』は、考えたら…2月に別の方に見せて貰った作品で、再度その巧みな仕掛けに填められました。是非とも大々的にPRし、知恵袋のグッズをマジック界に広めて欲しいものです。 ≪喉元過ぎれば熱さを忘れる…2ヶ月経てば種を忘れる!≫ ![]() ▲
by ishiken55
| 2009-05-04 18:22
| マジック ニュース
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昨年9月に開店して以来、覗いてみたいと思いつつ、田舎者ゆえ~中々そのチャンスが無かったマジックライブレストラン『マジックシアター六本木』に、昨夜(4/30)行って来ました。
場所は地下鉄六本木駅から徒歩5分。近いのは確かですが、少々奥まったビルの6階につき、流れ客が入るお店ではないようです。中は思っていたより広く、フロアー担当の方達の機敏な動作も気持ち良く、店内の雰囲気はとても気に入りました。 帰りが遅くなると…その日に家へ辿り着けないのでpm7時に入店、第1部のクロースアップとステージショーを観賞しました。当日のクロースアップは上口龍生さん~コインに、カードに、王冠に、そしてスリーダイスまで含む満足の30分。ステージはSHINGOさん~スケッチブックやカードを使ったおしゃべりマジックの30分、初の拝見ですが親しみを感じてしまうこのお方、何処かでお会いしたことがあるような?(でも思い出せない)。約二時間の滞在は、料理やお酒も美味しくて、また訪れたくなるマジックシアターでありました。 ![]() ![]() ▲
by ishiken55
| 2009-05-01 20:55
| マジック ニュース
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