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「トランプの不思議」の復刻版を書店で眺めて

先日秋葉原に所要の折に、神保町の書店街を訪れ、東京堂書店に立ち寄りました。
そこで年末に出版されたと伝え聞く『復刻版・トランプの不思議』を手に取りページを捲る。本の装丁は原本と全く同じで、中の文章と絵図もそっくりそのまま掲載されておりました。巻末に松田道弘氏の解説文章が追加されているのが、原本と復刻版の唯一の相違点。

この“おうち”でも、高木重朗氏著「トランプの不思議」については度々触れて来ましたが、東京堂出版から復刻版の発刊に当たり、想うところを簡潔に書き記したいと思います。

復刻版が世に出たことの意義
・古書が1万円の値で取引されている名著を2,625円(税込み)で入手できる事。
 (~とは言っても、数年前に原本を再入手している身としては購入をご遠慮)
・高木氏のカード奇術の著書の中で、一番の入魂の書が半世紀振りに世に出た事。
 (~カード奇術の入門書として、その魅力を肌で感じ取ることが出来る稀書)

② 復刻版が世に出たことへの心配事
・半世紀前に書かれた本につき、カードマジックの最適入門書とは言えない事。
 (当然ながら、現在初歩的に用いられる技法は変遷し、且つ改良が加わる)
・氾濫するカード奇術書とは逆行し、カードマジックが下り坂の状況である事。
 (私が心配する事ではありませんが、復刻本を購入する人は果たして*人)

*この本で好みの一作を選ぶなら…長谷川智氏の作品「エースの行方」でしょう。
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by ishiken55 | 2012-02-25 11:21 | マジック エッセイ | Comments(0)