<   2014年 09月 ( 3 )   > この月の画像一覧

彼岸明けに『第44回 東京大学奇術愛好会 ステージ発表会』へ

昨日(9/26)は彼岸の最終日=「彼岸明け」と云うそうで、両親の墓参り。「彼岸の入り」後はプレゼン資料を完成すべく没頭、「中日」以降は隣国への出張で、彼岸中には墓参りに行けないと思っていたら、台風16号の影響で出張が先送りとなり、彼岸に墓参りを済ますことが出来ました。お寺の所々に、まだ(曼珠沙華が咲いていて、艶やかな妖しい姿が見られました。そして帰路、池袋の豊島公会堂で開催の『第44回 東京大学奇術愛好会 ステージ発表会』を観賞して来ました。

池袋で下車後、発表会まで時間があるので、ジュンク堂書店に立ち寄り、新刊本をチェック。それほど目を惹くモノが無かったため、新潮文庫の『赤毛のアン』を手に取り・・(この本屋さんには各階に客が座って本を吟味する椅子が置かれていて)・・そこで1時間ほど読みました。sixteen の少女ではなく、sixty 越えのシニア男子が読むのにfit した本ではありませんので、元の棚に戻しましたが、1/5の読書感として、感受性と想像性に長けた少女の物語はそれなりに面白かったです。

『赤毛のアン』は村岡花子さんが太平洋戦争中に翻訳をしたそうで、現実に進行している世の状況とは全く異なる作品に取り組まれていた事に、ブレのない意思を感じます。半世紀近い昔に谷崎潤一郎夫人の松子さんから直にお聴きした事ですが、谷崎潤一郎氏も太平洋戦争中は作品の発表が出来なくなり、四姉妹の絵巻物的な『細雪』を毎日書いていたそうです。『赤毛のアン』への興味は、もちろんNHKの朝ドラ『花子とアン』の影響でして、本日最終回を見ることが出来ました。

さて、東大のステージ発表会は5年振り5回目の観賞でした。そして毎回素晴らしい内容の東大の発表会でありましたが、今回はその中で、一番好感の持てるショーであったと思います。ステージの構成が素晴らしいのは元より、観客の観るマナーも実に気持ち良かったです。15演目の中で特に印象に残ったのは・・・
本間千景さんの「START DASH」 (カード)
 最初に登場の演技で、表情がとても良く、手順がスッキリしていてキレもあり。
Takehiro Katoさんの「風暁」 (CD)
 CDに好印象が無い自分でしたが、メリハリが確りしていてCDの扱いが美しく。

その他、東大らしいアイディアが見られた演技としては・・・
男性陣~隅田サンのメガネ・オンパレード。立姿が良く本や栞を織交ぜたkondoサンのマスク。
女性陣~浴衣姿が可憐っだった葵さんのシルク&傘。みおさんのブラック調スケッチブック。

出演者の殆どは2年生とのこと。マジックに取組んで1年半でここまで演じるのは、もう直ぐ半世紀に手が届く自分に取っては、嬉しくもあり、恐ろしくもあり。

c0049409_1831485.jpgc0049409_18255142.jpg
c0049409_18324727.jpg

[PR]
by ishiken55 | 2014-09-27 18:41 | マジック ニュース | Comments(0)

「Vol.97 MOM」からマジックの三枚おろし迄

金曜日(9/12)、南大塚ホールにMOM(マジック オブ マジック)Vol.97を観に行きました。今回は上口龍生さんが初めてMOMに出演されると聴き、足を運びました。龍生さんの演技を拝見するのは4年前地元に営業で来られた折以来。その後自分の身に色々と変化が続きマジックから遠ざかっていた時期もありましたし、昨年マジックバー・サプライズを訪れた時はすれ違いにならざるを得ませんでした。今回は3人の美人アシスタンと共にイリュージョンの演技。当方その中の一人の可憐な美女に目が奪われ、気がつけば龍生さんの演技が終っていました。いやいや・・アシスタントさんの美女度は程々にして欲しいです。

今回のMOMには、FISMアジア選考会に出場が決まった古川令さんも出演されました。登場された時から表情がにこやかで、演技にゆとりを感じ、客席からは冴え渡ったそのアクトに盛大な拍手が送られていました。古川さんの演技の素晴らしさは、ミリオンカード一筋のテクニックが非凡なのは勿論ですが、危険が伴うカードを手から放す技を多く取り入れているところです。プロマジシャンがアクシデントを避けるのは理解出来ますが、MOMの観客の九割はマジック愛好者で、映像がテレビ放映やDVD化される訳ではないと思いますので、演技的にチャレンジの場にして頂ければ、より人気のイベントになるように思いました。

そのほか今回出演された方の中で印象に残ったのは、顕晦箱のような道具を使われたダーク広和さんの紅白ロープのマジックでした。まだ試行で演じておられるような感じでしたが、和妻系のマジックとして新鮮味があり、手順を完成されれば、サロン受けする演目になると思いました。今回初めて拝見した方では、演技がまだ定着していないものの・・親しみのある風貌でお色気も持ち合わせた眠都さんに、今後の上昇気流を感じました。

このところ残暑が遠のいた日々となり、さんまの美味しい季節になりました。塩焼きも良し、刺身も良し、蒲焼きも良し。マジックも、素材は同じでも<食し方(=演じ方)>により、趣が変わります。さんまの三枚おろしを見ていて、そんな思いがふっと心に漂いました。 
c0049409_14475177.jpg

[PR]
by ishiken55 | 2014-09-15 14:56 | マジック ニュース | Comments(0)

浅草「東洋館」初見参

昨日(9/2)は浅草の『東洋館』に初めて足を踏み入れました。初めてと云っても、四十数年前、ビートたけしさんが座持ちや雑用係りをしていた『フランス座』の頃に数回入っています。偶に訪れる階下の落語中心の『浅草演芸ホール』とは異なり、漫才・漫談・色物などの定席ホールとして人気だと聴いていて、以前より一度観に行きたいと思っておりました。今回、日本奇術協会のTSUKASAさんが「9月上席漫才大行進」に出演されるのを知り、遥々浅草へと出掛けた次第です。

TSUKASAさんを簡単に紹介しますと・・5年前迄は日本を代表するIT企業の上級管理職をされていて、50才を期にプロマジシャンに転進された異色の方です。今年知遇を得て、協会主催のショーのチケット等でお世話になっています。昨日のTSUKASAさんのステージは、赤いバラの花の出現から始まり、チラシの復活、ロープマジック、大形リング等々。漫才系の出演者には居ない~長身のイケメンが繰り出す明るい雰囲気のダイナミックな奇術アクトは、観客を魅了しておりました。

“漫才大行進”はpm12:00から始まり、20組が出演してpm4:30に終演のプログラム。pm1:00に入館し15組のステージを拝見しました。なおウィークデーながら2百の席は満席状態でした。印象に残ったのは、哀愁の篭った話が断然面白かった18番目の漫才・ホームラン(昭和こいる氏の代演)と、トリを務めた92才の内海桂子師匠でした。桂子師匠は十曲の唄や三味線を片手に都々逸などを披露され、観客へのサービス心が溢れた手抜きの無いステージに感銘を憶えました。

c0049409_18232998.jpgc0049409_1825726.jpg
[PR]
by ishiken55 | 2014-09-03 18:27 | マジック ニュース | Comments(0)