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「石田天海フォーラム」へ行こう

昭和初期から戦後に掛けて、米国でプロのマジシャンとして活躍された石田天海師。今の若いマジシャンも“テンカイ・パーム”などの技法で知るマジック界の偉人は、没後43年になりますが、正に日本を代表する奇術師と云えましょう。そして“マジック文化の継承と発展”を指針に、MN7主催により『石田天海フォーラム』が4月19日(日)に「江戸東京博物館・学習室」で開催されます。

先週の水曜日(3/25)、横浜中華街・関帝廟側の「翡翠楼」にて、フォーラムの中心的推進役を担われているMN7の中村安夫氏、フォーラムでは天海師の生き証人として講演をされる氣賀康夫氏を含む6名のメンバーでの「第5回奇術を語る会」に参加させて頂きました。中村氏の話によればフォーラムの予約は満席だそうです。予約が取れていない方は、粘り強くキャンセル待ちをしましょう。

“奇術を語る会”は3時間のコース料理に、お酒は“飲み放題”。飲み始めは自制心が働き、ゆっくり目に飲みつつも・・時が進むと、遠方に帰ることが左脳から霞んでしまい、ペースが段々速くなり・・結果、飲み過ぎました。帰宅は日替わりしておりましたが、24時間フレックス・タイム制の身、このような状況の時は大変ありがたいです。翌朝は「マッサン」の最終週を見るべく起床し涙腺崩壊。

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by ishiken55 | 2015-03-31 11:17 | マジック ニュース | Trackback | Comments(0)

「二人のカード当て」をご存知ですか?

先週の土曜日(3/14)は所属マジッククラブの研修会があり、JR浜松町駅まで行きました。その日はJRのダイヤ改正日。北陸新幹線の開通により、金沢がニュースで多く取り上げられておりましたが、当方に取って今回のダイヤ改正のメリットは、常盤線が東海道線と繋がり、<品川行き>が出来たことです。上野から先の停車駅は東京→新橋→品川です。常盤線のローカル電車がこんなハイカラな街を通って良いものかと・・正直、後ろめたい思いさえしました。今後湘南に乗り入れる日もそう遠くないのかも知れません。

又々本題から逸れた方向へ話が行ってしまったので、線路のポイントを手品方面に切換えます。今日はトランプ手品のセルフワーキング作品「二人のカード当て」のことです。これを先月ある方がクラブの例会でベース作品として演じ、その改案を開示されました。その時、元のベース作品に心が揺さぶられたのです。技法を使わずに、こんな素晴らしい現象を引き出すことが出来るのかと感動し、頭から離れなくなりました。出典を探ったのですが、見つかっておりません。自分の備忘のため「手順メモ」を掲載しておきます。

① 一 組のデックを一人目の客Aさんに渡し、演者に分からないようにして、裏向きの状態のまま10枚前後のカードを取るようにお願いする。(取った枚数を確り憶えてもらう。)
② 一人目の客Aさんから二人目の客Bさんにデックを渡してもらい、同じように10枚前後の枚数のカードを取るようにお願いする。(Aさんと同様に、取った枚数を確り憶えてもらう。)
③ 二人目の客Bさんに残りのデックを演者に戻して貰い、演者は「私もカードを取ります」と言って、客と同じように10枚前後のカードを取る。そして残りのカードは脇に退けて置く。

④ 演者は三人のカードを集め、そのパケットを一人目の客Aさんに渡し、よく切り混ぜてもらう。
⑤ パケットを演者に戻してもらい、「このように、自分で数え取った枚数の所のカードを憶え、その上に残りのカードを載せて下さい」と告げ、トップから1枚ずつカードをテーブルに置き、カードを憶える仕草をし、残りはその上に載せる。しかし、演者が数えるカード枚数は先程取った枚数よりも1枚多くする。そうすると、憶えたカードはBさんが憶えるカードになるので、そのカードを記憶する。そして、「今私がやり方をお見せしました。このようにして先程取った枚数の所のカードを憶えてください」と言って、Aさんにパケットを渡す。

⑥ Aさんが指示したことを行い、1枚のカードを憶えたら、パケットをBさんに渡してもらう。
⑦ Bさんが指示したことを行い、1枚のカードを憶えたら、パケットを演者に戻してもらう。
⑧ 演者も二人と同じことを行うが、憶えるカードの枚数は最初に取ったカードの枚数よりも1枚多く数え、そこのカードを憶える。このカードは一人目の客Aさんが憶えたカードである。

⑨ 演者はパケットを手にし「さて、お二人が憶えたカードが何なのか、私に知る術がありません。でも、手品師はお客さんの顔を“よ~く”見ると、テレパシーで憶えたカードが浮かんで来るものです。それでは、Aさんからカードを当ててみましょう」と言って、2回目に憶えたカード名を告げる。
⑩ 次に「今度はBさんが憶えたカードを当ててみましょう」と言って、1回目に憶えたカード名を告げる。


c0049409_17285215.jpg写真は所属マジッククラブのSさんから、米国土産に頂戴した特大のジャンボ・トランプです。サイズは30 cm×21 cm。ここまで大きいと、使い道が簡単には見つかりません。
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by ishiken55 | 2015-03-21 17:38 | マジック エッセイ | Trackback | Comments(0)

「YMG 52nd Magic Festival」のオンステージから

c0049409_18131419.jpg先日の土曜日(2/28)は、横浜マジカルグループ(YMG)主催の『52nd Magic Festival』を観に磯子公会堂へ。開場の30分前に着きましたが、入場口には長い列が出来ていました。早速・・いつも掲げられている手書きのポスターを撮影しようとウロウロ~。しかし目的のモノが見当たりません。近くにいた会員の方にお尋ねしたら、あのポスターを書かれていた会員の方が亡くなられたので、今回はありませんとの説明を受けました。黄色を基調とした道化師のポスターは、この発表会の“対”になっていましたので、少し寂しい思いがしました。

第1部と第2部~各々11演目。15分の休憩を挟み2時間半はあっと云う間に過ぎた感がありました。それは各演技に心が惹きつけられていた証拠でしょう。では、今回も見応えのあった発表会の演目の中から、特に印象に残った6つの演目について書き記すことに致します。
≪第1部から≫
金井幸臣さん 「スパイラルⅣ」 (レコードの色換わりなどなど・・)
〇をテーマに、ご自身で工夫をされた意表を突く作品群が、手裏剣の如く次々と。
牧野歩さん・紗良さん 「シンデレラ?」 (ミリオンフラワーなど・・)
9年前、YMGの発表会を拝見した折に、お話し入りのシルクマジックに心惹かれ、
今回母娘でのご登場に、時の流れを覚えつつ、会話入りのマジックの良さを実感。
中村安夫さん 「温故知新」 (ミリオンカード)
20年振りにミリオンカードを演じられたとのこと。登場のシルエットが心憎い。
カード出しの形もキレイでしたし、ブランクを感じさせない安定感がありました。

≪第2部から≫
中川清さん 「バラ色のファンタジー」 (ワイングラスなど・・)
独特の雰囲気を持たれているこの方の演技は、男女を問わず陶酔の世界へと誘う。
大西次子さん 「北の国から」 (シルク& ハト)
ブルーの衣装に白いシルクと白いハト。雪深い北国にて心地よく演じられた至芸。
関芳久さん・宮下朋子さん 「When a man loves a woman」
男性が何を演じたのか網膜に残像が無く、女性のボディ-ラインのみがくっきりと。
舞台に登場した大勢の男女による社交ダンス、トリを飾るに相応しい演出でした。

その他、第三の“手”による千田さんの「びっくり箱」や風船を用いた増井さんの「メモリーズ・オブ・ニューヨーク」はアイディアが見事でしたし、内山さんの「切っても?」はアクトに“切れ”がありました。そして忘れてはならないのは、鈴木さんご夫妻による“掛合い漫才風”の楽しい司会は、観客ばかりでは無く演者をもリラックスさせていたように感じました。私の住む地から3時間を要する会場ではありますが、来年も足が~手品のように~ひとりでに~この地に向いそうな予感がしています。
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by ishiken55 | 2015-03-03 18:19 | マジック ニュース | Trackback | Comments(0)