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浅草で「マジック談義とグルメのツア~」

一昨日(6/28)は浅草へ行きました。待合わせ場所は雷門前,正午に集合。お誘い頂いたのはプロマジシャンのTSUKASAさん=高橋司氏。彼は日本の大手電気メーカーで部長職を務められた後にプロマジシャンに転身された異色の方。三年前SNSで知己となり、以後交流させて貰っています。またTSUKASAさんは自主企画イベント『六本木マジックサロン』を年4回開催されております。浅草で「マジック談義とグルメのツアー」をやりましょうと云われていましたが、三年越しに実現しました。

このツアーの同行者は…同じくプロマジシャンとして活躍されている中島弘幸さん(元トランプマン2号)と麻友子さん。中島弘幸さんに初めてお会いしたのは9年程前になるでしょうか。彼は東京の片隅で半世紀続く…私の出身クラブの発表会を観に来て下さった唯一のプロマジシャンです。また、私のこの6年間の激動(?)の人生を知る唯一のマジシャンでもあり、最近では腎臓の手術をした翌月の今年1月末に、亀有のお好み焼き屋さんで私の後輩を交え、快気祝いをして頂いています。

麻友子さんは7年前の CROSSROAD で初めて拝見。その時のこの‟おうち”の記事(2009/03/30付)には、彼女の「ミリオンカード&ボール」について・・
『イントロのこの演技で、ショーの良い雰囲気が会場内に一気に漂った感あり。ボールやカードがfallするアクシデントも何のその。マジックはテクニックを見せるモノではなく、想いを表現するモノ~今回の私薦MVP!…確りした伎倆があればこその素晴らしいステージでした。』~と認めてありました。
その後プロになられたと聴いていましたが、個人的な面識は無く、今回が初めての顔合せ。お顔が小さく(TSUKASAさんの1/4?)チャーミングなお嬢さんでした。

今回はTSUKASAさんに浅草界隈の穴場を案内して頂く予定でしたが、小雨が降る天候につき、それは次回に取って置くことにして、初めは「ニュー浅草」で会食となりました。この後麻友子さん(彼女はノンアルコール)は所用で帰宅。二件目は「神谷バー」の予定も、生憎の定休日でしたので、芸人さん達がよく集うというお店「水口」へ連れて行って頂きました。昼間からお酒を飲むのは滅多にないことですが、大柄で屈強なマジシャンお二人と痛飲できて、自分が病後のシニア世代であることを忘れしまうほど~楽しいひと時を過ごしました。

※書き込みだけでは、絵空事と思われてしまうので、ツアー時の写真を小さ目にアップします。ただ…11年半の間、自分の写真は掲載して来ませんでしたし、ここでその禁を破るのは忍び難く、“雲形吹き出し”を顔に被せました~ご容赦下さい!

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by ishiken55 | 2016-06-30 16:53 | マジック エッセイ | Trackback | Comments(0)

93年前の「チャリティー マジック公演」に思いを寄せて

5月に発生した熊本地震では今でも多くの方が避難生活をしておられると聞きます。
5年前の東日本大震災、21年前の阪神淡路大震災での被害の甚大さは、自分の目で見ているので大地震の恐ろしさは体に染みついています。私が生まれる前にも、多くの大地震が繰り返し発生しているそうで、自分の親の世代が体験した大地震としては、93年前…大正12年9月1日の関東大震災になるでしょう。その大震災の二ヶ月後に、震災孤児救済のためのマジック公演が催されていたことを最近知りました。

その公演のタイトルは~『阿部氏 科学的マジック試演大会』
主催は~『震災孤児救済 阿部氏科学的マジック研究後援会』
そして公演の出演者はアマチュアマジシャンの阿部徳蔵氏、後援会の代表は徳川義親侯爵(尾張徳川家19代当主)でした。その折の案内状と番組表と入場券が今手元にあります。入場券は5枚あり、開催日と開催場所は次のように記されています。

 11月12日;中之島中央公会堂   (弐円)
 11月16日;京都 青年会館      (弐円)
 11月17日;神戸 県議事堂      (弐円)…………00704
 11月21日;県立第一高等女学校講堂(壱円五十銭)…00416
 11月22日;商業会議所      (壱円五十銭)…00693


公演はこの5ヶ所のみであったのかは不明です。また後の2ヶ所は何れの府県なのか特定できません。しかし他の開催場所を考えれば、関西であることは確かでしょう。それにしても、関東大震災の発生から僅か二ヶ月後に、一人のアマチュアマジシャンのみの出演で、このようなチャリティー公演が行われていたことに驚くと共に、畏敬の念を強く感じた次第です。

公演場所の右にカッコで記載したのは、それぞれの入場券代です。大正12年の1円50銭~2円は、現在の貨幣価値に換算すると幾らなのだろうか?~と興味を覚え、ネットで調べてみました。週刊誌&小学校教師初任給は約四千倍、映画&相撲の入場料は約三千倍ですから、換算すると五千円~七千円(平均六千円)と推測されます。また入場料の右の数字はチケット番号のようで、主催者側が保管していたのは最後の番号と考えられます。三つの数字を平均すると約六百枚、これに入場料を掛け合わせると三百六十万円、五回の公演の合計では千八百万円となります。

大阪毎日新聞社が後援をしているので、会場費などは新聞社に負担して貰えたものと考えられますが、案内状,番組表,入場券等の製作費、会場運営のスタッフ費用、また演者の阿部徳蔵氏や司会の吉岡信敬氏の交通費と関西滞在費を差し引いたとしても、このマジック公演で現在のお金にすると千五百万円程の震災孤児救済金が捻出されたものと思われます。一世紀に近い前に、一人のアマチュアマジシャンがこのようなボランティア活動をしていたことに、所属マジッククラブ(TAMC)の一後輩として、第2代会長殿を誇りに感じた今回の資料発掘でありました。

案内状,番組表,入場券の写真を添付します。ただし案内状は長文につき判読しにくいと思いますが、ご容赦ください。
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by ishiken55 | 2016-06-22 13:46 | マジック ニュース | Trackback | Comments(0)

「ファンカード」 のワンポイント・レクチャー <パート 8>

今回は、ほぼ7年振りに「ファンカード」のワンポイント・レクチャーの記事を掲載します。ファン レクチャーの<パート 7>で片手正ファンから片手逆ファンに瞬時にファンを開き変える色変わりを解説しました。ただ…その後、2色ではなく、片手だけを使い、連続して4色の色変わりが出来ないものだろうかと考えつつ…悶々とした日々が過ぎて行きました。

2年前の秋のTAMC発表会で「四つ玉」を演じ終え、その直後に次年はファンカードを演じようと思い立ちました。そして、何か新しい技を取り入れたいと思い、昨年のTAMC発表会では「ファンカード」の演技に、今回解説する『片手連続』を組み入れました。この技は、大きなステージよりも小ステージやサロンの方が、色の変化の移ろいが~より映えると思います。
《現 象》
左手には閉じられた4色のファンカード。その黄色の横に、右手に持ったファンカードを開くと、同じ黄色のファンである。右手を緑色の横に移動すると、ファンは青色に変わる。次は赤色のファンに変わり、最後は青色のファンに~連続して変わる。
《道 具》
バックが明確な4色に分けられたファンカード1組(例;UGM製のファンカード)
《動 作》
① デックを2分割し、やや左向きで、左手のカードは客に配色が分かるように縦向きに持ち、右手のカードは片手正ファンで開き、左手のカードの黄色の横に止める。このとき、次の動作の関係からファンは目一杯には開かない。[写真 上段左]

② 右手は、左手の緑色の横に移動する間に、ファンを閉じ、逆ファンで緑色ファンに開く。これは<パート7>で解説したくクイックに行える技。[写真 上段中]

③ 右手の緑色のファンを閉じて、カードを一瞬脇腹に当てて [写真 上段右]に示す位置にずらし、左手の赤色の横に移動して、特殊の片手逆ファンで赤色ファンに開く。このアクトが片手での4色変化を可能にした技であり、ファンを開く途中と開き終わった写真をよ~く参照されたし。[写真 中段左&中]

④ 右手の赤色ファンを閉じ(人差指と中指で開く動作と逆に行う)、間髪を入れずパケットの自重を利用して、親指支点に180度回転させる。[写真 中段右]
即左手の青色の横に移動し、片手逆ファンにて青色ファンに開く。[写真 下段]

このアクトのポイントは③項の箇所です。片手逆ファンを、通常とは180度異なる位置から開くやり方は、2年前の例会の交流時に、氣賀康夫氏がインデックスの見える片手逆ファンの開き方として、ご教示して下さった方法です。この技法を応用することで、『片手連続4色変化』を構成することが出来ました。このアクトを公表するに当たり、現会長に感謝申し上げます。

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by ishiken55 | 2016-06-09 12:05 | ファン レクチャー | Trackback | Comments(0)