いしけんのコインマジック 「1枚のカードからコイン」

私にとってコインマジックはこの二年間で出会ったものが殆どです。ですから長年の積み重ねによる独創的な創作々品はありませんし、また人に誇れるテクニックも持っていません。その分、今の私に取ってはとても新鮮な演目となっています。

私の学生時代には、あまりコインマジックは流行っていなかったように思います。当時は日本に見栄えのするコインがありませんでしたし、1ドル360円の時代につきマジック用としてドル硬貨を使用するには高価過ぎたのかも知れません。今は五百円硬貨(+十円硬貨)とハーフ$硬貨(+ペニー硬貨)を、演じる場所とそのときの気分で使い分けて使用しています。

カードと組合せたコインマトリックスを演じるに当り、コイン4枚をただポケットから出すのでは面白くありません。カードを用いコイン4枚を取り出しましょう。その4枚目のコインは、1枚のカードのみを使う私がアレンジした簡単でしゃれた方法で出現してみては如何かでしょうか。

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<1枚目のコインの出現>
有名な「マイザース・ミラクル」のイントロ~デック全体を使用し1枚のコインを出現させる。(簡単なやり方は、一般のマジック解説書に「コインの出現」等の題名で書かれています)

<2,3目のコインの出現>
「カードからコイン」(二川滋夫氏著、日本文芸社発行「コイン奇術入門」を参照)で2,3枚目のコインを出現させる。なお、前記の本は残念ながら絶版です。二川氏の数あるコイン本の初期のもので、アカデミックな装丁の本ではありませんが、氏が誠意を込めて書いたことが覗われる名著です。

<4枚目のコインの出現>・・・「1枚のカードからコイン」
①コイン1枚を密かに右手にフィンガーパームし、1枚の裏向きカードの角を、両手の親指と人差指で持つ。(左側の写真を参照)
②指先でカードを一回転させて、検めを行なう。
③左手をカードから離し、掌を返して検めを行なってから元のようにカードの角を持つが、このとき右手のコインをカードの下で、左掌に移してしまう。
④直ちに右手をカードから離し、掌を返して検めを行なった後、人差指と中指を、チョキを閉じた形でカードの下に当てる。
⑤カードに添えた指と共にカードを表向きに返す。一呼吸置き、右手の人差指と中指で押さえていた力を緩め、2本の指の下から1枚のコインを出現させる。(右側の写真を参照)

各パート共コインをパームする迄のアクトが重要です。良い方法をご研究下さい。
タカラ製のおもちゃカメラしか持っておりません故、イマイチの写真~お許しを。ちゃんとしたカメラを買いたいのですが・・田舎住まいなので中々買えません。
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# by ishiken55 | 2005-03-12 10:34 | 色々 レクチャー | Trackback | Comments(0)

カードマジックの“タイトル”考

先に解説した「エレベーターカード」のように、カードマジックの解説書で紹介され、古くからマジシャンに広く知られたカードマジックの“タイトル”もたくさんありますが、アマチュア・マジシャンが創作して周辺の同朋に広まり、一部の限られたグループのみで愛好されているカードマジックの“タイトル”もかなり存在するものと思います。
この2年ほどの間に、最近のカードマジックも知らねばとの想いから、3冊のカードマジック解説書を買ってみました。その印象は、シンプルなものは昔に憶えた作品と類似していると感じたこと、新しい作品は手順の長いものが多く憶える気力が持てないなあと感じたことなどです。その中で唯一、私のカードマジックのレパートリーに取り入れた作品は、荘神社本の「Aスーツ」という“タイトル”のものです。タイトル名もすっきりしているし、「“4A”ルーティン」から「“カード当て”ルーティン」への繋ぎとして、とてもよい作品と思いました。

私にも“タイトル”の発信者となったカードマジックが数点ありました。「意外な出現」と「エジプトの秘密」というタイトルがその代表的なものです。5年ほど前、この二つの“タイトル”のカードマジックを、或る学生クラブの若いマジシャンがしっかりと演じているのを観たとき、三十数年の世代を超えて引き継がれてきたことに、ちょっとした感動を覚えたものでした。
私自身も、「意外な出現」は、アラカルト・メニューの一つとして極プライベートな場で演じたり“カードマジックを教えて”と言われたときの初心者へのレクチャ用作品にしたりしています。また「エジプトの秘密」は、“カード当て”の最終場面の作品として、現在もカードマジックのルーティンに取り入れています。
訪問者の方々も、自作“タイトル”の発信者となり、仲間に公開してみてはいかがでしょうか。それが周辺のマジシャンに広がり、将来日本中に広がることになるかも知れません。
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# by ishiken55 | 2005-03-08 22:17 | マジック エッセイ | Trackback | Comments(0)

秘伝カードマジック 「エースのカラーチェンジ」

<秘伝>とはちょっと大袈裟かもしれませんが、とてもすばらしいフォアエース作品なので、この“おうち”に訪問頂いている方だけに公開することにしました。

またまた古い話になってしまいますが、このカードマジックは私がマジックの道に入って間もない40年ほど前に、先輩のK氏から伝授されたものです。このマジックは文献等で見たことがありませんので、おそらくK氏のアレンジ品ではないかと思います。K氏は、スマートさを大事にした先に紹介のT氏とは対照的に、アクの強いマジックをした方で、どちらかと言うと私のタッチもこの人の系統に属します。その後、私のお気に入りの“4A作品”の一つとなり、年齢の近い後輩達に継承しましたが、いつしか途絶えてしまったようです。技法としては、バックルカウントのみを使用します。バックルカウントは通常のカウント時といかに同じようにするかがポイントですが、コツさえ掴めば易しい技法です。

[手順]
① デックを表向きにしエース4枚をボトムに集める。(エースは赤々黒々の順番)
② ボトムのカード5枚(4A+1)を右手で取り、他のカードはテーブルに置く。
③ 右手のパケットを左手に裏を上にして置く。
④ 左手のパケットから右手に1枚づつ4枚のカードを数えて渡す。(この時3枚目はバックルカウントで2枚を渡し、4[実は5]枚目は右手パケットの上に乗せる)
⑤ パケットを表向きで左手に戻し④と同じ動作実行。(エースは赤黒黒赤の順番)
⑥ 右手で赤エース2枚を客に渡し、客が赤、演者が黒を持っている事を確認する。

⑦ 客に裏向きで赤のエース1枚置いて貰い、その上に演者の黒(実は別カード)を乗せる。その上に客の赤、その上に演者の黒(実は黒のエース2枚)を乗せる。
⑧ 赤黒赤黒の順番でエースを重ねたことを確認してから、パケットを取り上げ右指でパケットを軽く叩き、客に「赤と黒のエースを渡します。」と言って上の2枚のカードを手渡す。
⑨ 客が持っているカードの表を見てもらうと、“黒のエース2枚”に変わっている。
⑩ 演者のカードを表向きにし、2枚のカードに分けて示すと"赤のエース2枚”に変わっている。(2枚のカードに分けるときにバックルカウントを行い、下のエースを上に乗せる)
⑪ 「もう一度やって見ましょうか」と言って⑦~⑩を繰り返す。(但し次回は赤黒が逆となる)

このカードマジックは、フォアエース・ルーティンの始めに演ずるか、最後の“アンコール”として演ずるか、のどちらかで行なうのが適していると思います。また、その場のモードによりカラーチェンジの回数(1~3回)を決めればよいと思います。
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# by ishiken55 | 2005-03-05 10:13 | カード レクチャー | Trackback | Comments(0)

M氏からのメール

先週末、M氏から「“ちいさいマジックのおうち”のホームページ拝見しました。」とのメールを貰いました。M氏は、学生マジック・クラブでの11年後輩に当たる人で、OBになってからは世代が広がってきたOBのまとめ役として活動してきてくれた一人です。そのメールに、昨年から地元のマジック・サークルのメンバーとなりマジック活動を再開したとの文面がありました。そして新しい演目にもトライし、ボランティア出演をされているとのことでした。この“おうち”は特定のメンバーを対象にしたものではありませんが、あるじの“いしけん”にとっては、とてもうれしい一報でした。
M氏の今後の活躍を多くの人に知ってもらい、応援をいただけるよう、勝手ながら氏の所属サークルのホームページを下記に記載させてもらいます。
http://www.geocities.jp/hikovent/tanuki/
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# by ishiken55 | 2005-03-03 22:42 | マジック ニュース | Trackback | Comments(0)

「ちいさいマジックのおうち」開設一ヶ月

早いもので、「ちいさいマジックのおうち」を開設して、約一月が経ちました。
ちょっと飛ばし過ぎたかもしれませんが、飛行機が離陸する時、一気にパワーを全開にしないと失速してしまうように、気流に乗るまではと、団塊の世代のおじさんとしては、聊か無理押しで書いてきました。どうやら水平飛行の段階に移行できたようなので、これからは落ち着いて記事を書いていけるのではと少し安堵をしています。
今までの内容を読み返してみると、かなり肩に力が入り過ぎているようにも思えます。伝えたいことを、できるだけ気取らずに、自然体で語って行かねばと自戒もしています。
そして、それぞれの記事が、「ちいさいマジックのおうち」に立ち寄ってくれた方々への、マジックの楽しさを分かち合うアップル・パイのようなものになればと想っています。
ともあれ、「ちいさいマジックのおうち」に訪れていただいた方々に感謝いたします。また記事に関するお気付きのことや情報がありましたら、コメントなどもお寄せください。

写楽のように・・・突然現れて、10ヶ月の後、忽然と消える・・・

そこまで持つか分かりませんが・・・今日はこれにて失礼します。
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# by ishiken55 | 2005-03-01 22:00 | モノローグ | Trackback | Comments(0)

「カップ&ボール」のマイ・グッズ

「カップ&ボール」はあまりにも有名なクロースアップ・マジックなので、説明の必要はないでしょう。しかしその道具となると市販品ではなかなか気に入るものがないのが実情です。私の抱く感覚は以下のようなものです。(私的感懐ですので誤解のないように)
プラスチック製はあまりにも品がない。
アルミ製はマジックそのものを軽い感じにしてしまう。
スチール製は画一的なイメージが強すぎて使うことすら恥ずかしい。

先日アルミ製とスチール製をあるディーラーで見せて貰いましたが、やはり買う気持ちにはなりませんでした。ディーラーさんゴメンなさい~。一年半ほど前に、百円ショップで「カップ&ボール」にフィットするステンレス製のカップを買い求めると共に、ボールは手芸店で飾り付け用のボールを買いマイ・グッズにしました。ウオンドを含め千円以下で揃えることができました。市販品よりはちょっと小振りのこの道具で結構人前で演じていますが、感覚的にはオリジナル・イメージを醸し、楽しく演じることができています。

[グッズ購入のポイント]
<カップ>;百円ショップといっても、そう簡単に見つからないと思います。根気よくフィットする品を探してください。カップの美しさとカップを重ねたときにボールが入る浮きスペースがあることが選択のポイントです。
<ボール>;大きさは2cmぐらいのものがよいでしょう。色はいろいろありますので通常使用する白のほかに、カラーチェンジ用に赤、青、黄色などを取り揃えておくと便利です。一個五十円程度で入手できます。
<ウオンド>;これは好みのものを使えばよいのですが、私はこれも百円ショップで売っていたおもちゃのビリヤードゲームの棒を使っています。

[演技ルーティンについて]
「カップ&ボール」については三十数年のブランクがあった事から、残念ながら今は独自のルーティンを持っておりません。先人が発表された下記の手順を使わせて貰っています。
<Main Routine>;松田道弘氏のイントロダクション(東京堂出版 クラシック・マジック辞典)とダイ・バーノンのルーティンを繋いだもの。
<Sub-Routine>;高木重朗氏のカップと3色のボール。(金沢文庫 即席マジック 絶版)

追 伸
ボールについては、T.まさのぶ氏のサイト・リンクから検索して、関西系の通販マジックショップでジョンソン製のボールを三千円程で買いましたが、私のカップには硬さが合わないため使用していません。道具の取り合わせというのはなかなか微妙なものなのです。(T.まさのぶ氏は、マジック・サイトで毒舌家として有名な人のようですが、会ってみると礼儀正しい、なかなかの好青年でした。)
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# by ishiken55 | 2005-02-26 11:43 | マジック グッズ | Trackback | Comments(0)

奇術「パン時計」の思い出と想い

「パン時計」というマジックがあったことを、正月のNHKマジック番組で、今は亡きアダチ龍光師が演じた昭和46年の「天覧奇術」回顧映像を観て、思い出しました。私もその時代の前後に、このマジックを舞台でたった3回ですが演じたことがありました。このマジックを演じたのはまだナイーブさが抜けていない二十〜二十五歳のときでした。

初めて演じたのは母校の文化祭の特設ステージでした。(昭和43年)
このときは、私の友人に誘われて後に漫談家となる牧田博師(この時点はまだジャズピアニスト)が花束を持って観に来てくれたことを懐かしく憶えています。牧田博師は私より一つ年上でしたが、漫談家としてデビュー後は、彼のステージを観に行ったり、街で飲んだり、正月に旅行に行ったりしました。十数年前にはNHKの音楽番組でジュディ・オングさんと司会のレギュラーを持たれていましたが。・・・今でも浅草で巧笑を振り撒いているのでしょう。(マジシャンも含めプロの芸人がその道で生きていくのは、なかなか大変な事なのでしょう)

c0049409_22211274.jpg2回目は椿山荘での、あるパーティーのアトラクション出演でした。(昭和43年)
この時は、チャイナリングと併せて演じたのですが、時計を差し出してくれた方がパーティーのボス的な人で、その時計の大きさに苦労させられたことを記憶しています。演技のあとでパーティーの会食に参加させて貰い、その豪華なディナーは、まだ学生だった私には初めて味わうおとなの雰囲気の場でもありました。

3回目は、今は存在しない「赤坂公会堂」で開催された学生主催のマジック発表会のアシスト出演でした。(昭和48年)
この時きはたばこと併せて演じましたが、前回に懲り時計は後輩のN君に頼んで差し出し役になって貰い、3回の中では一番スピーディーに演ずることができたように記憶しています。このショーの出演者の中では私が一番年上で、若い学生の出演者との世代の違いを、ほろ苦く体感させられたときでもありましたが、世代を超えて同じステージに立てることの悦びもまたあったように思います。(その5年後まで学生達と同じステージに立つことになるのですが)

上記から30年以上が過ぎました。その後私は一度もこのマジックを演じていませんし、マジシャンの方が演じているのも観たこともありません。今後もこのマジックに接することがあるかどうかは全く分かりませんが、このマジックの唯一の道具「赤いボックス」は、今も家の押し入れの中で30年以上も眠り続けています。
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# by ishiken55 | 2005-02-22 22:32 | マジック エッセイ | Trackback | Comments(0)

いしけんのカードマジック・イントロダクション

クロースアップマジシャンと自認されている方々は、カードマジックのマイ・ルーティンを持たれていることと思います。そして演技開始のアイテムにはいろいろと苦心しているのではないかと思います。今回はそういう方々の参考になればと私のカードマジック・ルーティンのイントロダクションをご紹介しようと思います。

<イントロダクションのコンセプト>
最初は特定の観客だけに焦点を当てずに、観ている方全員をマジックに引き付けることを目的として、若干フラリッシュを伴ったアクションの大きいアイテムから入ります。そしてイントロ部の終盤は特定の観客にアクション参加を行なってもらうアイテムを演じて、カードマジックのメインルーティンに入っていく構成にしています。

<ルーティンの構成>
[ステップ1] カードのせり上がり (Arranged by Ishiken)
デックの中に入れたカードがトップに戻るというマジックです。私は6回行いますが、回数&方法は自分の好みでアレンジしてください。
(1回)T (2回)D (3回)S~ティルト (4回)Dの各リフトでフェイスアップ→デックに挿入。
(5回)デックを返して表を上に向け、ル・ポールの「カラーチェンジ」で表示→右手でカードを1枚(又はDリフトで2枚)を取り客に示した後、左手のデックを返してその上にカードを乗せる。
(6回)右手でデックの下側を抜き出すが、このとき食指でトップカード(又はT2)をシフトしてしまい、ただカットしたように右手のパケットをトップに乗せてフェイスアップ。

[ステップ2] 不思議なファン(by Le Paul. 原題;A Reverse Card Routine)
私なりのアレンジはしていますが、基本のストーリーはオリジナルを尊重しています。この演技の終わりにリバースしたカードがデックの中に1枚残りますが、カットでそれをボトムに回し且つカード名を覚えておきます。(これが次ステップの演者のカードです)

[ステップ3] 上を向くカード(出典不詳、マジックノートには38年前の内容ノミ)
以下に現象だけを書きますが、皆さんだったら手順はお判りになると思います。シークレットリバースを2回行なうのと、最後にカットを1回行なうのがポイント。
;客にデックの半分を取って貰います。演者と客が1枚のカードを自分のパケットの中から抜きそれを憶えます。カードを交換しパケットの中に裏向きにそれぞれ挿入します。演者は客のパケットを返して貰い1つのデックにします。お互いのカードが何であったか教え合います。演者がデックをテーブルにスプレットすると、演者と客の2枚のカードだけが上を向いています。
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# by ishiken55 | 2005-02-19 19:05 | カード レクチャー | Trackback | Comments(0)

マジックへの道は中央郵便局から始まった

昭和39年(1964年)、アベベや円谷の東京オリンピック・マラソンゴールを、国立競技場のスタンドの中で満員の観衆と共に一過性の日の丸昂揚感を持って観戦してから2ヶ月後、私は東京駅丸の内側のすぐ前に建つ中央郵便局の中で数日後に訪れる新年用の年賀状の区分けアルバイトをしていました。その作業の休憩時間にバイスクル(そのときは勿論この名前を知りません)のトランプを取り出し玩んでいる人がいました。この人が私の母校の2年先輩にあたるT氏でした。同一学科に所属していることも分かりそのことも荷担したのか「年が明けたら学校で会おう」との仲間への勧誘に軽い気持ちで応じて、昭和40年の1月初旬に同級生数名でマジックの活動しているというそのクラスの教室を訪れたのでした。そのあと半年ほどの助走期間がありましたが、このT氏との中央郵便局での出会いが馬車馬のごとくマジックロードを走り出す原点となったのでした。

出張で東京駅から新幹線に乗り列車の出発を待っているとき、駅舎の前で今では回りの高層ビルに圧倒されながらも、その年輪を感じさせる佇まいで「ちいさいおうち」さながらに立っているその姿を眺めていると、私のマジックへの道に入るきっかけとなった「老中央郵便局」に、懐かしさと労わりと親愛の気持ちが静かに湧きあがって来ます。

※その時の中央郵便局でのアルバイト料は1日で500円、電車は最低運賃が10円でした。そして赤色のポーカーサイズのバイスクル・トランプは600円以上もしました。当時の学生にとっては高価なそのトランプを初めて買い、その封を切ったときの重量感とわくわく感は今でもこころに残っています。
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# by ishiken55 | 2005-02-15 23:01 | マジック エッセイ | Trackback | Comments(0)

3本のチェーン

「3本のロープ」という有名なロープマジックがあります。色々な手順が発表されていますが、今回私が公表するマジックグッズはロープの代わりにチェーンを使用するというものです。そしてこのグッズによりロープとは一味違うマジックを楽しむことができます。この道具も製作してショーで初めて演じてから約30年が経ちましたが、何せ金属製ですから今でも新品と変わらぬ輝きを持ち十分使用に耐えますし、収納性もよいので便利なマジックグッズの一品です。

この道具を作ろうと考えたきっかけは、たばこと同様私のステージマジックのライフワークアイテムとなっていたファンカード(ただしミリオンカードは全く演じません)と併せて演じたときに、イメージがフィットするものとして思い付いたものです。そしてこの「3本のチェーン」は、後輩主催のマジック発表会や当時完成して間もないサンシャインビルの最上階で開催されたイベントで、プロの漫談ボーイズのバック演奏で演じたりしましたので、私にとっては思い出の多いマジックグッズです。製作上及び演技上のポイントを挙げますと・・・

*素材は太くて目が詰まったものがよいでしょう。
*色は金色がよいでしょう。(各自の好みにもよりますが)
*ロープとは感触が大きく異なります。その特性を生かして演じましょう。

※鮮明な写真ではありませんが、そのイメージが少しでも伝わればと思い、昨年ステージで本グッズを使用した時のワンカットを下記に添付します。

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# by ishiken55 | 2005-02-13 13:14 | マジック グッズ | Trackback | Comments(0)

いしけんのエレベータ―カード

エレベーターカードはクラシックカードマジックの1つですので、カードマジックを志したマジシャンでしたらほとんどの方がご存知のことと思います。その構成はマジックの基本を包含した不滅の作品と言えるでしょう。エレベーターカードの解説や実演としては・・・

*高木重朗氏著力書房発行の「トランプの不思議」
五十年前に発行された本で、数ある高木氏のカードマジック入門書の中でも氏のカードマジックに対する想いが凝縮した最高の入門書(現在は絶版)~の中にマルローの作としてDリフトを使用した方法が解説されている。
*初代、引田天功師が1967年にテレビ番組でグライドを使用した方法を実演。
*最近、前田知洋師がテレビ番組で実演。(リアルタイムにつきコメントは省略)

などがありますが、カードマジックの初心者がその日のうちに覚えられ楽しく実演できる方法として、Dリフトやグライドなどの技法(これらの技法は簡単なようで完璧に行なうにはとても難しい技法です)を使用しない私のエレベーターカードを公開することにします。
このアイテムは、今でも私のカードマジックのサブ・ルーティンに入れています。

① デックを表向きにしてボトム(表向きの一番上)にC3、C2、CAを集める。
② C3、C2、CAを右手で取り、客に示した後デックに戻すが、このとき1枚のカードをシークレットアディションして3枚のカードの下に加えてしまう。
③ 左手は残りのデックを返し、裏向きでディーリングポジションに持つ。
④ 右手はパケットをビドルグリップに持ち、左手親指でC3、C2の順で引き左手のデック上に返す。そしてCA(+1枚)は右手でそのまま返し左手のデックに戻す。
⑤ この後は基本手順に則ると共に、各自パーソナリティーを生かし演じて下さい。
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# by ishiken55 | 2005-02-11 14:01 | カード レクチャー | Trackback | Comments(0)

KMCマジック発表会を観覧

昨日KMCのマジック発表会を観ました。私とKMCの関係はここでは申し上げられませんが、ショーの纏まりとしては合格点が貰える出来ではなかったかと思います。
今後の課題は集客ではないかと思います。兎に角関係者の方々ご苦労さまでした。
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# by ishiken55 | 2005-02-06 12:22 | マジック エッセイ | Trackback | Comments(0)