三年ほど前に直木賞を受賞した折に単行本として出版され、話題になった中島京子さん作『小さいおうち』が最近文庫本になったので、数日前に購入し瞬く間に読み終えました。哀愁漂う~なかなか面白い小説です。エンターテインメント作品につき、ストーリーについては読者の楽しみを削いでしまってはいけませんので省略しますが、大東亜戦争前の昭和初期から始まる話で、男女の物語として時代的にお好きな方にはお奨めです。
この『小さいおうち』が出版された当時、『ちいさいマジックのおうち』と題名が類似しているので、中島京子さんの小説と間違えて、当家を訪問される方が結構多くいたようでした。どちらもバージニア・リー・バートンの『The little House』(岩波の翻訳本;ちいさいおうち)がモチーフになっていますので、兄弟(姉妹)の家と言ってもよいでしょうか。 文庫本の帯に山田洋次監督により映画化されることが書かれています。キャストは未だ決まっていないようです。自分なりにキャスティングを考えてみたのですが、この二年あまり映画やテレビドラマを全く観ていないので、俳優さんの名前が思い浮かびません。時子奥様は・・竹内結子さん、タキちゃんは・・?、時子さんの旦那は・・二十年前のいしけん??。 #
by ishiken55
| 2013-02-17 16:30
| 文芸 エッセイ
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大きなトランプを手軽に使うことが出来る~ダイソーのジャンボカード。アマチュアマジシャンにとって、とてもありがたい商品です。ただ長期間品切れとなるときもあるので、自宅に在庫を確保している人が多いのではないでしょうか。私は主に“半分のカード”を用いたカードマジックに、この廉価なジャンボカードを使用しています。そして、このジャンボカードを演じる場合、百均の品とは言え付属の紙ケースに入れたままでは品がないように感じて、布袋に入れて持ち歩くようにしておりました。
メタボ船阻止のため日課としている~家周辺の1時間半の偵察散歩。家から5分ほどの所にダイソーの百円ショップがあり、週一回は散歩コースとして買う目的も無く立ち寄っています。先日かのジャンボカードが目に入り、買おうかと思いましたが、家に1ダースほどの在庫があるのを思い出し、その場をスルーはしたものの、以前より気になっていた入れ物のことが頭に浮かびました。そしてグルグルと商品を見て回り、A6サイズの「ソフトメッシュケース」と言うのに目が止まりました。 早々そのケースをジャンボカードに当ててみたら~大きさがぴったり。布袋よりスッキリしそうなので色違いの2個を購入しました。家で手持ちのジャンボカードを入れると、サイズは正にオーダー品の如くにフィットしました。しかし一つ注意点があります。ケースがあまりの適寸につき、現品によっては入れにくいかも知れません。商品にはバラツキがありますので、購入に際して口元が広めのものを選別ください。但しショップ内で現品の口元を引っ張る行為だけはされませんように~ #
by ishiken55
| 2013-02-13 10:31
| マジック グッズ
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この2年程、記事の更新が甚だ粗くなり、内容も薄くなりつつも、毎日地球は回っているので、『ちいさいマジックのおうち』は明日2月3日に満8年の朝を迎えます。そんな状況にも拘らず、度々小舎を訪問下さった方々に感謝申し上げます。
今朝は小雨が降っていましたが、今は雨が上がり曇り空です。これから午後に掛けては晴れて来るとの天気予報でした。2月だと言うのに気温が20℃近くまで上がるようです。 「三寒四温」と言いますが、悪い事も、良い事も、そう長くは続かないものだと確信をしています。ですから、この冬もこれからまだまだ厳しい寒い日はあるのでしょうが・・・。 今日は母校の『第35回マジック発表会』に行きます。昨年は初めて発表会を観に行けませんでした。2年分の思いを秘め、これから純朴な後輩達のマジックを楽しんで来きます。 ≪追伸≫ 母校発表会の印象と写真を掲載(2013.02.04) 一昨日は都立産業技術高等専門学校(旧航空高専)荒川キャンバス内にある汐黎ホールに行き、奇術部主催の第35回マジック発表会『KMC PRESENTS』を観て来ました。昨年は行っていないので2年ぶりの観賞になりましたが、今回はなかなか良い出来栄えでした。個人的には、安定した演技で手順も纏まっていた「四つ玉」と、テクニックは未完成ながら表情を含め雰囲気が良かった「カード」が印象に残りました。 相変わらず集客に足りなさを感じましたが、隅田川の川べりで、半世紀近く脈々と受け継がれているマジックの緩流を眺め、源流の~ひと雫~であることに少々センチメンタルな想いを含んだ嬉しさを感じました。部員やOB達は、当方のこの2年の間の変身を知らないので、当初私と認識出来ない者が多くいました。色々な表現で言われましたが、「“精悍”になりましたね」と言うのが一番多かったと思います。それって褒め言葉~?? #
by ishiken55
| 2013-02-02 10:47
| モノローグ
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東京堂出版から1月25日付で『澤浩の奇術』(税込4,935円)が刊行されました。編者は宮中桂煥氏、3部構成の第2部は小坂井敏晶氏が執筆されたそうです。昨夜入手した本につき、殆ど読んでいないので中身のコメントはできませんが、多くのマジック愛好家から異彩の存在として慕われている澤さんの作品集ですので、いち早く取り上げた次第です。
・朝9時にアマゾンに注文したら夕方6時に茨城の田舎に本が到着し~ビックリ。 宅急便の迅速さはご立派。私が、所属するマジシャンズクラブに入会した時の会長がクロネコヤマトの元社長なので、このコメントは多少黒胡麻の匂いが漂いますが、仕事も趣味も自ら限界線を引かないようにしたいものです。 ・到着した荷の大きさが想定外で中の本の大きさは・・予想外。 マジック書はA5版が一般的なので、B6サイズとは思っていませんでした。何事も自分で決め付けてはいけません。カバーを剥いだら早春の若葉色。 (写真の色彩は不正確) ・“まえがき”の「私の澤浩観」に書かれた編者の文に・・納得。 アマチュアとはプロフェッショナルの反対語ではない。アマチュアというのは元々ラテン語で「物事を愛してやまない人」という意味から発した言葉であった。 (本文から転記) ・付属のDVDの内容はレクチャー的なものと思いきや・・? ファミリー的なライブ映像が中心で、澤さんの笑顔が演技を何倍にも素晴らしくしていて、自分が取入れるべき最大の課題に感じました。巻末のフラッグを演じている女性は誰だろうと思ったら~澤さんて愛妻家なのですね。 ※ この本には澤浩さんのプロフィールが書かれていません。著者は澤さんではないので書かれていないのだと推測しますが、私の家の書棚にあるマジック書の平均年齢は40歳ほど、40年後に私が購入したこの本は、その時代のマジック愛好家の書棚に鎮座していることでしょう。その時この本を手に取った持ち主が“澤浩さん”てどんな人だったのだろうと思った折のことを考えたのですが、遠い先の読み過ぎかも~。 #
by ishiken55
| 2013-01-26 15:05
| マジック ニュース
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1月12日に市ヶ谷の「私学会館」でTAMCの新年会がありました。昨年から新年会の開催場所がこの会館になったのですが、前回は不参加のため今回初めて訪れました。市ヶ谷駅から徒歩2分程で便利だし、料理やお酒も質・量共に充足、良い開催場所と思いました。また、宴の後半に98歳になられるYさんが奥様とご子息夫妻の付添のもとに来会され、確りした言葉で近況などを話されました。Yさんからは今年も自筆の年賀状をいただき感激していましたので、殊更に嬉しい出来事でした。
新年会恒例のオークションでは、写真のトランプ5点を千円でゲットしました。オーストリア製が2点、台湾製が1点、米国製が1点、そして日本製が1点です。この中ではオーストリア製が品質に優れている感じがして貴重な品に思えますが、いつも使っているトランプはUSプレーイング社のバイシクルやタリーホー。ファンカード以外は蒐集の趣意が無いため、その価値については判断が付きません。 この中で私が一番『いいなぁ~』と思ったトランプは、日本のエンゼル社製「浮世絵」です。東洲斎写楽の浮世絵画を中心に53枚が構成されています。自分自身浮世絵が大好きだと言うことが加担していると思いますが、日本人が誇れる浮世絵に接することができるトランプなんて~なんて洒落ているのでしょう。外国人へのお土産にも良いのではないかと感じました。因みにネットでチェックしたら、この浮世絵のトランプは、今もエンゼル社で千五十円にて販売されているようです。 #
by ishiken55
| 2013-01-14 12:26
| マジック グッズ
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